2024.06.14

「GMOクラウドEC」、デザイン管理機能を追加 フロントデザイン運用コストを大幅削減

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは6月12日、ECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」において、新たなデザイン管理機能の提供を開始した。ECサイトのフロント部分のデザインなどを運用する管理画面内のCMSから、手軽にデザインの一括変換ができ、制作・運用コストの大幅削減を支援する。自社ECサイトのデザインを一括変換できるCMSは、クラウドEC構築サービス業界初の試みとなる。

GMOメイクショップの提供する「GMOクラウドEC」は、中規模~大規模ECサイトに必要なカスタマイズに対応したECサイト構築ソリューション。シングルテナント方式により自由度が高く拡張性に優れた「クラウドECプラン」や、SaaS型の「makeshop byGMO」をベースに、追加で必要な機能のみを開発でき、あらゆるビジネスのEC化を実現する。

このほど、新たなデザイン管理機能の提供を開始した。通常EC向けのCMSでは、バナー・画像の変更や、ページ内の一部コンテンツや静的LPなどを自動的に切替する機能が提供されているが、「GMOクラウドEC」の新たなデザイン管理機能では、クラウドEC構築サービス業界で初めて、複数のサイトのデザインとコンテンツを一括管理できる。



すべてのページデザインを1セットとして管理できる「バージョン管理」と、バージョンの公開設定を一括で管理できる「リリース管理」が追加され、「バージョン管理機能」では、複数のページやコンテンツの変更の一括管理により、複数のページにまたがるバージョン毎のステージング(テスト)環境での確認、本番公開バージョンの切り替え、過去のバージョンへの差し戻しなどを容易に実施できる。修正・追加・編集を行ったファイルは、バージョン毎に管理も可能だ。



一方、「リリース管理機能」では、各バージョンに対してリリース先やリリース日時を設定・管理できる。この2機能を組み合わせることにより、イベントや季節に合わせたデザインの自動切り替えや、特定の時間帯のみ一部のデザインレイアウトを変更してテストを行うな柔軟な活用が可能となる。

その他、バージョンや複数のサイト間をまたいで、ページ・スタイルのコピー、削除、編集が可能な「ページ管理・スタイルシート管理機能」、複数ページで使用されるコンテンツやスタイルシート、スクリプトを一元的にコンポーネントとして管理できる「コンポーネント管理機能」、更新頻度の高いお知らせ項目を手軽に管理・更新するための「お知らせ管理機能」も備える。

さらに、各機能と項目配置を見直し、より直感的かつ効率的にCMS上でサイト管理ができるよう改善。これらにより事業者は、迅速なプロモーション展開や、属人的な作業や複雑なプロセスによって発生していたコストの大幅削減が可能になる。

GMOメイクショップでは、今後も事業者のニーズを重視し、革新的なサービスを提供することで、より快適なEC運用環境を実現していく考えを示した。




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