2024.04.16

「鶏三和」、インフルエンサーの発信から『つくね』がヒット 「楽天SOY」でジャンル大賞受賞

EC担当の黛大地氏(左)と「三和の純鶏名古屋コーチン入りつくね」(右)

鶏肉の加工・加工製品の販売を手がけるさんわコーポレーションが運営する「鶏三和 楽天市場支店」は、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2023」にて、「肉・野菜・フルーツ ジャンル大賞」を受賞した。受賞に大きく貢献したのは、「三和の純鶏名古屋コーチン入りつくね」という商品だったという。

同ショップのトップページには、唐揚げや焼き鳥など、いかにも「鶏肉料理らしい」商品が並んでいる。一方で、同ショップの一番のヒット商品は、あまりネット通販でたくさん売れている印象を持たれていない「つくね」だという。

「三和の純鶏名古屋コーチン入りつくね」がヒットし出したきっかけは、楽天ROOMを利用した、インフルエンサーによる紹介だったという。

つくねの販売自体は、楽天市場支店を開設した時から行っており、販売期間は10年ほどになるという。しかし、EC担当の前任者も、今の担当者も、実際にヒットするまでは、それほど売れるというイメージが持てなかったのだという。

SNS広告を仕掛けるに当たって、レビューの評価が高かったことから、つくねを対象商材として選んだとしている。「いろいろな料理に使える」といったレビューも見られたという。

もともと、同社の社内販売でもつくねを購入する人は多く、お弁当に入れて持ってくる人も見られたそうだ。「これは主婦層に刺さるはずだ」とEC担当者の黛大地(まゆずみ・だいち)氏は確信。インフルエンサーにPRを依頼したことが、ヒット、そして楽天SOYのジャンル大賞の受賞へとつながったという。

楽天市場では、他の店舗の製品との価格比較が容易だ。「価格競争に巻き込まれやすいのではないか」と黛氏に聞いてみた。これに対して黛氏は「もちろん名古屋コーチンというブランド鶏を使っている以上、過剰に安くすることはどうしてもできない。一方で、名古屋コーチンを使っているのだから、味はおいしい。一度手に取ってもらえば良さがわかるはずだ。実際にリピーターは非常に多い」と話している。




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