2024.04.13

オンラインピル診療のmederi、専門医と作り上げる丁寧なサービスが好評 坂梨社長の不妊治療の経験から開発

坂梨亜里咲社長

mederi(メデリ)は、オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開している。坂梨亜里咲社長は、「mederiは、私の不妊治療の経験から生まれた」と話す。

同サービスでは、ユーザーがLINEで予約すると、産婦人科医が丁寧なオンライン診療を行う。その上で、悩みや体調に合ったピルを提案するという。最短翌日には自宅にピルが届くそうだ。

坂梨社長は、「ピルは医師なら処方できるが、このサービスでは、『診療するのは産婦人科医』という点にこだわっている。専門医と共に作り上げているサービスだ」と言う。

「初めて服用する人は、不安なことだらけだと思うので、気軽に相談できるように、診療代は回数制限なく無料にしている」としている。

同社は、坂梨社長の不妊治療の経験から生まれたそうだ。妊娠に関する情報発信や、支援を行うプロダクトを展開していきたいと考え、mederiを設立したという。

坂梨社長は約7年間、妊活専門のクリニックでハードな治療を続け、2023年に第一子を出産した。

坂梨社長は、「私が不妊治療を開始した当時は、情報が全くなかった。情報を発信する人も限られており、妊活中の人のブログの情報などを頼りに、妊活をしていた」と言う。「26歳で不妊治療をスタートする前に、妊娠に関する情報を知りたかった」とも強く思っていたそうだ。

同社では、産婦人科医監修のウェブメディアの記事や、サービスの同梱物などを介して、さまざまな方法で、妊娠や、女性の体に関する情報の発信を行っているという。


▲法人向け福利厚生サービス「mederi for biz」

「多くの女性に早くから興味を持ってもらうことにより、『納得できる人生』を歩むためのサポートをしたい。今出産を考えていない人でも、情報を知って、違う選択をしたり、考えたりすることはある。そのきっかけになれたらうれしい」(坂梨社長)としている。

同社は、メディカルケアブランド「mederi Baby(メデリベイビー)」の運営も行っている。法人向けの、女性社員の健康課題をサポートする福利厚生パッケージ「mederi for biz(メデリフォービズ)」なども展開しているという。




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