2024.04.15

「XLARGE」「MILKFED.」など運営のビーズインターナショナル、基本機能強化と新挑戦で体験価値向上

デジタルコマース本部執行役員 坂井大了氏

ビーズインターナショナルは、複数のストリートアパレルブランドを展開している。2024年2月にサイトをリニューアルし、ECにおける基本機能を向上した。顧客の体験価値を高めるため、2024年4月にストリートブランド「X-Girl」を期間限定のメタバースモールに出店している。

ECサイトのリニューアルについて、「見やすい・選びやすい・買いやすい・また買いたいサイトを目指している。大幅なリニューアルというよりも、デザインや検索性、決済などの基本的な機能を向上した」(デジタルコマース本部執行役員 坂井大了氏)と説明した。
中長期的には、会員向けサービスをさらに拡充したいという。


▲ECサイトのトップページ

新たな挑戦として、2024年4月6日から4月21日の期間限定のメタバースを活用したデジタルファッションモール「WEAR GO LAND」に「X-Girl」を出店している。

メタバースについて、「ECサイトだけでは表現しきれない、リアルならではの良さを補完できればと期待している。ファッションを『着る』楽しさだけでなく、『好きなものを持つ』という所有欲にも応えたい」(同)と話した。

「XLARGE」は1992年、「X-Girl」は1995年に国内で初めて出店した。長年のファンに加え、新規のファンも取り込みたいという。
「メタバースECが本格化するよりも少し早めに参入する」(同)ことで、ブランドにとってどのような効果があるかをつかみたい考えだ。

今後も、最新技術を取り入れながらも、ECサイトとして基本的な要素を進化させていきたいという。
「もともと米国から買い付けをしてきた企業で、常に新しいことに挑戦する傾向がある。実店舗だけでなくオンラインも軸の一つとして、とにかく顧客に楽しい体験をしてもらいたい」(同)と話した。





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