2024.03.26

Shopify、配送サービス「プラスシッピング」でヤマト運輸に対応 3大キャリアから選択可能に

世界最大級のコマースプラットフォームShopify(ショッピファイ)の日本法人Shopify Japanは3月26日、三井物産と提携して「Shopify」事業者向けに提供している配送サービス「プラスシッピング」において、ヤマト運輸への対応を4月より開始すると発表した。選択肢を拡充し、配送業務の効率化とコスト削減を支援する。

三井物産がShopify事業者向けに開発および運営を行っているShopifyアプリ「プラスシッピング」が、2024年4月よりヤマト運輸への対応を開始する。

「プラスシッピング」は、オンラインでEC事業者が配送注文から配送料決済までワンストップで配送業務を完結できる国内唯一の配送サービスで、三井物産がこれまで培ったDXの知見と物流事業における長年の経験を活かし、2022年10月から日本郵便、2023年7月から佐川急便と連携したサービスを本アプリにて提供してきた。

このほど、本アプリがヤマト運輸とサービス連携することで、「Shopify」事業者は配送する荷物に応じて国内3大配送会社が提供する配送サービスの中から最適なサービスを選択し、煩雑となりがちな配送業務の効率化とコスト削減を実現できる。

「プラスシッピング」を用いることで「Shopify」事業者は、配送会社との個別契約を行うことなく荷物に適した配送サービスを選択できる。さらに「Shopify」管理画面と連携して、送り状ラベルの購入・印刷から、配送注文、配送日時指定および追跡番号連携・発送通知メール送信、配送料金のクレジットカード決済まで、配送業務のDX化(電子注文・電子決済)を可能にする。インボイス制度の適格請求書の電子発行にも対応している。

ヤマト運輸がプラスシッピングに対応することで、荷物のサイズはレターサイズから大型まで、配送荷物の温度帯は常温、冷蔵、冷凍から選択できるようになるほか、荷物の受け取りも対面での受け取りや置き配を選べるようになる。

三井物産の実績調査によると、本サービスを導入することで、社内配送業務にかかる時間や工程を最大93%削減しており、ECサイトで販売した荷物を購入者へ簡単かつスピーディーに配送できている。



国内市場は、物流業界における「2024年問題」で、配送キャパシティの減少、料金の高騰が顕在化している。こうした状況下で「プラスシッピング」は、オンラインでの配送注文の完結、三井物産がEC配送を束ねることで実現する特別配送料と配送会社を自由に選べる選択肢を提供することで、EC事業者、および配送会社の業務効率化を図り、国内EC市場のさらなる発展に貢献する。




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