2024.03.13

オイシックス・ラ・大地、「旬八青果店」運営のアグリゲートを子会社化 青果や食品流通で社会課題解決

過去に実施したOisixと旬八青果店との連携施策

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地はこのほど、「旬八青果店」を運営するアグリゲートの株式取得により、2024年3月に連結子会社化したと発表した。アグリゲートは2023年5月にオイシックス・ラ・大地の関連会社となっており、もったいない食材の流通販売など多くのシナジー創出を進めている。今後もグループとして連携を深め、青果や食品流通での社会課題解決に向けて、グループ全体でシナジー創出を目指す。

オイシックス・ラ・大地は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供。子会社の買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」や、米国でヴィーガンミールキットを展開する「Purple Carrot」も含め、食のサブスクリプションサービスを拡大している。

このほど、アグリゲートの新株予約権の行使、および既存株主からの株式取得により、連結子会社化した。



アグリゲートは、「未来においしいをつなぐインフラの創造」をミッションに掲げ、販売起点でニーズを理解し、生産から販売を一気通貫するSPF(Speciality store retailer of Private label Food)モデルで食農業界に新しいインフラ構築を行っている。

アグリゲートが運営する「旬八青果店」は、契約生産者や全国の市場とのリレーションを持ち、ストーリーのある農産品を数多く開発・販売。東京都内に地域密着型の店舗を展開している。2023年5月にオイシックス・ラ・大地の関連会社となり、共に食農業界が抱える社会課題を解決することを目標に掲げ、ふぞろい野菜や商品開発、販売などの連携を進めてきた。



当初から子会社化を視野に進めており、「旬八青果店」の実店舗活用によるフードロス削減やオイシックス・ラ・大地グループ間で商品流通に取り組むことで、両社にとってプラスとなる効果が今後も期待できるとし、連携強化により事業成長につながるとの考えを示した。


▲宅配サービスの弁当などで幅広い規格の青果を活用

オイシックス・ラ・大地は、「旬八青果店」との連携により、自社の宅配サービスだけでなく、実店舗での販売や弁当など調理加工も可能になったことで、幅広い規格の青果の取り扱いが可能になったとし、今後はさらなるフードロス削減を実現すると同時に、両社だけでなく生産者にとっての利益にもつながる流通の仕組みを強固なものにするとしている。





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