2024.03.09

エアークローゼット、「GLP ALFALINK流山」へ物流拠点を拡張移転 循環型物流のニーズ拡大に対応

エアークローゼットはこのほど、物流拠点を「GLP ALFALINK流山6」に拡張移転すると発表した。ファッションレンタル事業に加え、循環型物流プラットフォーム「AC-PORT」のニーズ拡大に伴い、物流基盤を強化する。

女性向けの普段着に特化した月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」を運営するエアークローゼットは、モノをシェアリングする循環型ビジネスに特化した「循環型物流」を創業時より独自に構築してきた。

エアークローゼット独自の循環型物流プラットフォーム「AC-PORT」は、自社の物流チームとエンジニアを中心としたテックチームが一から作り上げており、プラットフォームの改善をスピーディーに実行するため倉庫管理システムを独自に運用。レンタル事業で必ず発生する「商品の返却」を前提としたシステムとなっており、他社への横展開にも対応可能な設計を採用している。

ファッションレンタルのみならず、ファッション以外の他社レンタルビジネスの物流業務の受託、レンタルに限らない他社ファッションビジネスにおける返品再生業務の受託、その他個別機能の外販(クリーニング・メンテナンス)など、循環型物流オペレーションの幅広い外販の可能性を見越している。

エアークローゼットは、循環型(シェアリング)ビジネスに特化したプラットフォーム「AC-PORT」の外部提供を通じて、経済成長と環境負荷低減を両立させる「サーキュラーエコノミー(資源循環経済)」の日本社会での推進を目指しており、このほど「AC-PORT」の外部提供を決定した。

すでにアウトドア用品のレンタル事業における物流機能の受託が確定しており、2024年7月より順次運営を開始する。その他にも、さまざまなな企業から問合せがあり、各社のニーズに合わせたプラットフォーム提供の調整を行なっているとし、今後さらに循環型物流プラットフォームの外部提供の拡大を図る。


▲倉庫内観

こうした状況のなか、「airCloset」の事業拡大、「AC-PORT」のニーズ拡大に伴う物流基盤の強化を目的とし、物流拠点の拡張移転を決定した。新たな物流拠点は、日本最大級の最先端物流拠点「GLP ALFALINK流山6」となり、2024年7月より、関連する機能の順次移転を実施する。


▲倉庫内カフェテリア

外部へのプラットフォーム提供を含む事業規模の拡大に伴い、倉庫・クリーニング・メンテナンス(修繕・染み抜き)機能が一体となる物流拠点の構築によるオペレーションコストの改善を目指し、「AC-PORT」のアップデートを実施するとし、物流拠点として新型倉庫の建設計画があり拡張性が高い、交通の要衛となる立地、関連地域の人口増加により人材採用が見込めるなどの観点で非常に優れていることから、拡張移転先として「GLP ALFALINK流山」の決定に至ったとしている。




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