2024.03.08

デジタルガレージ、建設事業者の資金繰りをサポートするB2B決済サービスを提供

デジタルガレージは3月6日、MCデータプラスが提供する「建設サイト早払い」において、登録建設事業者を対象に資金繰りを支援するB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い for 建設サイト早払い」の提供を開始した。建設事業者の資金調達を含めた取引の活性化を支援するとともに、B2B市場向け決済サービスのさらなる拡大を目指す。

デジタルガレージの提供する「DGFT請求書カード払い」は、銀行振込の請求書をクレジットカードでの支払いに切り替えることで、実質的な支払い期日を繰延できるB2B決済サービス。取引先がカード決済に対応していない場合でも利用でき、季節要因による定期的な資金不足や突発的な資金調達など、中小事業者の資金繰りをサポートする。


▲実質的な支払い期日を繰延できる

このほど、デジタルガレージのグループ戦略「DG FinTech Shift」で重要な位置付けとなる、B2B市場向け決済サービスのさらなる拡大を目指す取り組みとして、MCデータプラスが提供する「建設サイト早払い」において、「DGFT請求書カード払い」を基盤とした建設事業者向けB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い for 建設サイト早払い」の提供を開始した。

「建設サイト早払い」は、MCデータプラスが展開する建設現場の業務効率化と省人化を実現するサービス「建設サイト・シリーズ」を利用する企業に向けたサービス。支払い期日前の請求書(売掛金)を、発注元企業の承諾をもってMCデータプラスが買い取ることにより、支払い期日前に現金化できる「3者間ファクタリング方式」の請求書買取サービスとなる。

今回の「DGFT請求書カード払い for 建設サイト早払い」の提供により、「建設サイト早払い」の登録建設事業者は、「DGFT請求書カード払い for 建設サイト早払い」を利用することで、人件費や外注費の請求書支払いを実質的に繰延べできる。

建設業界では、資材の高騰や人件費の上昇等が収益を圧迫し、慢性的な課題とされている。建設業の特性上、受発注から工事完了後代金が入金されるまでの期間が長くなるケースも多く、その間も必要経費の立替払いは毎月発生する点、特に中小事業者においては資金調達手段が限られる点で、資金繰りについても課題がある。加えて、いわゆる「2024年問題」への対応として、生産性向上のための人的・設備投資に向け、手元の資金を確保するニーズも高まっている。

このような背景のもと、デジタルガレージは、建設事業者の資金調達を含めた取引の活性化を支援し、さらなるサービスの利便性向上を目指すため、MCデータプラスと連携し、「DGFT請求書カード払い for 建設サイト早払い」の提供に至ったとしている。

今後も建設業界が抱える業界の構造課題から生じる資金繰りに対応し、建設現場の生産性向上とDXの推進への貢献を目指すとともに、より幅広い業界の企業に向け、厳格な審査基準による高品質なB2B領域のフィンテックソリューションを提供することで、便利で安全・安心なキャッシュレス社会の実現に貢献していく考えを示した。




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