2023.12.22

メディプラスの親会社ラフラインホールディングス、新経営陣として資生堂やロレアル出身者が参画

化粧品D2C事業を営むメディプラスと、独自成分「オゾン化グリセリン(愛称:グリセナジー)」を開発したメディプラス製薬を運営するラフラインホールディングスはこのほど、新取締役体制への移行を発表した。取締役COOに日本ロレアルとユニリーバプレステージにてブランドマネジメントを執行した岡本典子氏、社外取締役に資生堂ジャパン社長として指揮を執った杉山繁和氏、R&D技術顧問に日本ロレアルと資生堂にてR&D部門をリードした井上美香氏が新たに就任した。新体制により、企業価値の継続的な増大を推進するとともに、研究開発における新たな価値の創造とグローバル展開を見据えたダイナミックな事業展開、コーポレートガバナンスのさらなる強化に努める。

ラフラインホールディングスは、無添加オールインワン化粧品の草分けとして累計2000万本の販売実績を誇るグループ会社メディプラスを運営。2005年の創業以来、通信販売を中心に事業を展開してきた。2018年には、自社占有のR&D体制を強化するため、独自成分「オゾン化グリセリン」を保有するメディプラス製薬を傘下に迎え、2023年2月、本成分を配合した「新メディプラスゲル」をリニューアル発売した。

この発売により、女性向けメディアを中心に複数のベストコスメアワードを受賞。その他の施策も功を奏し、2022年期のメディプラスの業績は前年対比2桁成長を遂げており、今後もウェルネス領域において、「オゾン化グリセリン」を駆使した事業の国内外での展開を予定している。

この流れを加速させるため、2023年11月21日に開催された定時株主総会の決議において、新経営体制に移行した。新たに、取締役COとして日本ロレアルとユニリーバプレステージにてブランドマネジメントを執行した岡本典子氏、社外取締役として数々の多国籍消費財ブランドでのマネジメントを経て資生堂ジャパン社長として指揮を執った杉山繁和氏、R&D技術顧問として日本ロレアルと資生堂にてR&D部門をリードした井上美香氏の3名が参画した。これによりさらにグローバルでダイナミックな事業展開へ大きく舵を切る考えを示した。

今後は、メディプラスのD2C化粧品事業を国内外で強化する一方、独自成分「オゾン化グリセリン」を活かした人間・動物の健康に貢献するクリニックでのスキンケア、口腔ケア、ペットケアなどの新事業を独自流通にて計画している。

独自成分「オゾン化グリセリン」は、メディプラス製薬が創業から50年にわたり開発してきたコア技術(オゾネーション)を用いた皮膚外用剤の創薬の開発過程で見出した、生物にも環境にも配慮した多機能新規化合物。コロナ禍を経てヘルスケアの重要性が増す中、化粧品D2Cビジネスに加えて、独自成分を基盤とした「オゾン化グリセリン成分プラットフォーム」事業モデルへ進化し、人と動物のウェルネスに寄与するユニークでダイナミックなグループ会社として国内外で貢献していきたいとの考えを示した。




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