楽器ECサイト「chuya-online」、「送料無料」の表記を廃止 「送料込み」「送料別」に変更

プラグインは12月21日、「2024年問題」に対する意識の高まりを受け、自社ECサイトにおける「送料無料」の表記を改めることを発表した。「送料込み」の他に「送料別」の表記も加え、低価格商品の品ぞろえも拡充するという。

同社が運営する楽器のECサイト「chuya-online」では、開設時から20年間「全国どこでも全商品送料無料」というキャッチコピーを掲げていた。今後は「送料込み」または「送料はchuya-onlineが負担」という表現に変更するという。

「このキャッチコピーは、ユーザーが支払うコストを明確にし、便利に『chuya-online』を利用してもらうという意図だったので、表現を変えても問題ないと判断した。少数ながら、『送料が無料だから』と、再配達を繰り返したり、代引き受取を拒否したりするなど、物流の負担を考慮しない行動があったのも事実。物流の仕事のコストに対する消費者の意識の変化のために、表現を改めた」（高尾代表）とコメントした。

税込販売価格2000円未満の商品の一部に対して、「送料別」の設定をすることも同時に発表した。これまで「送料無料」の表現の使用により、取り扱いができなかった低価格帯の商品も拡充するという。

「送料込み」か「送料別」かは商品ごとに明記する。モールについては、詳しい送料規定を新たに記載するという。