2023.12.04

スタッフDXツール「STAFF START」、AIアシスト機能を提供 第1弾は投稿文の自動作成

バニッシュ・スタンダードは11月30日、スタッフDXアプリケーションサービス「STAFF START」において、「AIアシスト」機能の第1弾として、生成AIにより投稿を手助けする「コメント下書き作成機能」の提供を開始した。スタッフによる投稿の効率化、質の向上を支援する。

バニッシュ・スタンダードの提供する「STAFF START」は、店舗スタッフによる自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするスタッフDXツール。スタッフのオンライン接客を通じたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。利用ブランド数は2600を超え、アパレルや化粧品、家具・家電、雑貨、食品、サービスなど多様な業種・業界に広がっている。

ChatGPTなどの生成AIの登場により、専門的な知識よりもその人ならではの個性や魅力が重視されつつある現在、「STAFF START」では、人員削減のためではなく、その人自身もまだ知らない新たな魅力の発見を手伝うためのAI活用を推進しており、スタッフがより効率的に、質の良いオンライン接客を行うための新機能「AIアシスト」機能の提供を開始した。第1弾として11月30日より、投稿文を自動作成できる「コメント下書き作成機能」をアプリに順次搭載する。

「コメント下書き作成機能」は、写真や動画の伝えたいポイントに沿ったタグを選択すると、AIによって自動でコメントの素案を複数生成する機能。自身がイメージするものにもっとも近い素案を選択して投稿文に挿入ができ、自身のオリジナリティを付加した投稿文の作成をアシストする。さらに今後、写真や商品ページから情報を読み取る機能や、より「その人らしさ」を追求した投稿文が作成できる機能も追加予定としている。


▲コメント下書き作成機能のイメージ

「STAFF START」でもっとも利用されている「SNAP PLAY」は、店舗スタッフが撮影した写真や動画に商品情報を紐づけ、ブランドの自社ECサイトやSNSなどに投稿する機能で、写真や動画の他、投稿文も購入を後押しする重要な要素となっている。実際に月1000万円以上を売り上げるスタッフの投稿の平均文字数は240文字で、その人ならではのコメントをしっかりと記載している傾向がある。

一方で、顔の見えないオンライン上の顧客へ向け、伝えたいポイントを端的にまとめることは簡単ではなく、もっとも重要な写真・動画の撮影の他に、投稿文の作成にも時間がかかってしまうという課題があったとし、「コメント下書き作成機能」により投稿文の作成をアシストすることで投稿の数と質を向上させ、スタッフ・顧客双方にとっての接客体験向上を目指す。

「STAFF START」の過去4000億円以上の経由売上データとAIをかけ合わせ、1人でも多くのスタッフがオンライン上でも個性を発揮し、最高の買い物体験をする顧客が増えることによる、EX(エンプロイーエクスペリエンス/従業員体験)向上に寄与していく考えを示した。


▲AI開発責任者 西川仁氏

バニッシュ・スタンダードのAI開発責任者 西川仁氏は、「コメントをお書きになる際に難しさを感じられる方もいらっしゃると思います。そういった際に気軽にこのコメント下書き機能をお使いいただければと思います。文章を書くことは必ずしも簡単なことではないため、コメント下書き機能が書き始めのハードルを下げるようになれば嬉しいと思っています。今後もスタッフのみなさまをサポートする機能をリリースしていきます」とコメントした。





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