2023.11.14

購入商品を直接寄附できる「買って応援便」提供 「Yahoo!ネット募金」と「Yahoo!ショッピング」が連携

LINEヤフーは11月8日、日本最大級のインターネット募金サービス「Yahoo!ネット募金」において「Yahoo!ショッピング」と連携し、支援したい団体が希望する商品を購入し、直接寄附できる「買って応援便」を開始した。寄付の選択肢を広げ、誰もが支援を届けやすい環境の提供を目指す。

2004年に発生した新潟県中越地震をきっかけに開始した「Yahoo!ネット募金」は、ネット上で気軽に寄付ができる日本最大級のインターネット募金サービス。国内外を問わず甚大な災害に対して寄付を行う“緊急災害募金”と、NPOなどの団体が寄付を募る形態がある。

このほど、「Yahoo!ショッピング」と連携し、支援したい団体が希望する商品を購入し、直接寄附できる「買って応援便」を開始した。「Yahoo!ショッピング」内の「買って応援便」特集ページから利用できる。はじめに支援したい団体を選択し、「支援希望品」から寄付したい商品を選択。次に「応援便を贈る」を選択し、通常のショッピング利用時と同様の購入手続きを済ませるだけで、購入した商品が直接支援団体に届く仕組みとなっている。


▲「買って応援便」利用イメージ

支援先は、すでに「Yahoo!ネット募金」において寄付先として登録されている団体の中から、まずは動物の保護や育成をテーマに10団体を選定。ペットフードやペットシーツなど日々の活動の中で必要な消耗品や、不足しているものなどを各団体に選んでもらい、「支援希望品」として公開している。

「Yahoo!ネット募金」ではこれまで、インターネットからできる寄付の形として、クレジットカードやTポイントによる寄付の仕組みを提供してきたが、ユーザーからは、より直接的に応援の気持ちを届けやすい「モノ」を寄付する仕組みへのニーズも寄せられていたという。そこで今回、幅広い商品を取り揃える「Yahoo!ショッピング」と連携し、「買って応援便」の提供に至ったとしている。

今後は、子どもの支援や災害支援などに取り組む団体も支援先として追加し、幅広い団体へ「モノ」の寄付を通して“応援の気持ち“が届けられる環境を作っていく考えを示した。「Yahoo!ネット募金」は、「『想い』を集めて『世界』を変える。より良い世界に変えることで、すべての人々を幸せに」というミッションのもと、今後も使いやすいプラットフォームの提供や多様な寄付先団体の情報提供を情報技術のチカラを通じて行うことで、寄付文化浸透の促進を目指すとしている。




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