ワサビはこのほど、リユース販売特化型EC一括管理システム「WORLD SWITCH(ワールドスイッチ)」において、米国の巨大スーパーマーケットWalmart(ウォルマート)が運営するオンラインマーケットプレイス「Walmart」とシステム提携を開始する。これにより「WORLD SWITCH」を通し、オンラインマーケットプレイス「Walmart」への出品が可能になる。
ワサビの提供する「WORLD SWITCH」は、一括出品・受注、買取管理・在庫連携を備え、簡単に複数モール管理ができる中古品業者特化型ECショップ一元管理システム。各作業での時間短縮、業務の現状を改善し、効率化することで、ショップの売上・利益の向上を図る。2023年12月に、Walmart社のオンラインマーケットプレイス「Walmart」とシステム提携を開始する。
「Walmart」は、米国ECマーケットシェア2位、2022年のEC収益は750億ドル(約8兆2500億円/2022年度第2四半期決算発表)に達し、コロナ禍以降も着実に売上を伸ばしている。米国・カナダ・メキシコなどへサービス提供をしており、実店舗との連携モデルは特に米国で人気を博している。
今回のサービス提携により、「WORLD SWITCH」を通してオンラインマーケットプレイス「Walmart」への出品が可能になり、出品・更新、在庫連携、出品状況の取得、注文情報の取り込み、モール上注文ステータスの連携、出品の削除の機能を連携する。
EC部門においても近年急拡大しているWalmartは、コロナ禍を経て幅広いユーザー層の需要に適応し、事業拡大を続けている。実店舗で獲得した顧客層へのアプローチ、アメリカ国内のインフレによるEC利用所得者層の広がりにより、成長に弾みをつけている。
ワサビは今回の連携により、日本の大企業だけでなく、中小企業からも「Walmart」への出店に大きく間口が広がることが予想されるとしている。