Japan Live Seller’s Associationはこのほど、ジュエリーやブランド品に特化した越境ライバー協会としての発足を発表した。中国や東南アジアを中心にサービスを拡大している販売手段「ライブコマース」において、国内トップクラスの越境ライバーが、ジュエリーを中心としたハイブランド業界の発展と振興を目指し、販売支援やイベント企画や開催、教育・研修の実施など、さまざまな活動を実施する。
ライブコマースの市場規模は、2021年の286億円から、2027年には3152億円と約11倍になると予想されている。その市場拡大は、現在の円安傾向からも顕著に現れ、国内よりも急速に拡大している。
日本国内ではまだまだ「ライブコマースでは売れない」などと言われることも多いが、ライブコマースの実績情報が少なく、目にする機会があまりないため、事実とは異なる見解が多く点在しており、既に年間数十億円もの販売力のあるライバーを排出し、事業者とともに良い関係を築いているとし、Japan Live Seller’s Associationは、ジュエリーやブランド品に特化した越境ライバー協会を設立した。
先日開催された香港ジュエリーショーにおいて、越境ライバーが4日間で3000万円の売上を達成したことも海外需要の大きさを示しているとし、さらなる事業拡大と業界全体の成長を見越し、協会の設立に至ったとしている。
協会設立を機に今後は、国内トップクラスの越境ライバーが日本のライブコマーストレンドを牽引していく事を目指し、越境ビジネスの加速に寄与する考えを示した。同協会では、日本国内のジュエリーやハイブランドの販売事業者を広く募集している。
