2023.10.27

SBSグループ、「EC物流お任せくん」でOMOの新サービス 「OmunibusCore」と標準連携

SBSグループはこのほど、ECプラットフォームサービス「EC物流お任せくん」において、顧客のOMOに関する課題を解決し、在庫管理を最適化することを目的に、フューチャーアーキテクトが提供するクラウド型在庫情報共有システム「OmnibusCore(オムニバスコア)」とのシステム標準連携を決定した。サービスの提供は、2024年2月の開始を予定。物流サービス初となる「OmunibusCore」とのシステム標準連携により、倉庫や店舗、オンライン等の在庫一元管理を実現する。

急成長するEC市場において、EC事業者は競争激化、物量波動、在庫最適化、配送コスト増、人手不足など数多くの経営課題に直面している。SBSグループは、これらの課題を解決し、EC市場の一層の成長に貢献すべく、3PL事業で培った倉庫管理や配送ノウハウ、Logistics Technologyを駆使した物流DXを組み合わせ、業界別に最適化されたプラットフォーム「EC物流お任せくん」を2022年12月に発表。EC物流事業への取り組みを加速している。



このほど、「EC物流お任せくん」において、フューチャーアーキテクト社が提供するクラウド型在庫情報共有システム「OmnibusCore」とのシステム標準連携を決定した。

「OmnibusCore」は、販売に必要なデータ連携先をつなげ、アパレル企業を中心としたオムニチャネル(あらゆる販路の統合)戦略を支援するプラットフォームサービス。「あらゆるチャネル・場所の在庫をあらゆる受取・配送形態で販売することで、販売機会損失をなくし機会の創出を行う」というフューチャーアーキテクトのサービスに対し、SBSグループの物流サービスが連携することで、複雑化しがちなアパレル業界のIT構成をよりシンプルにし、OMOを一層加速させることができる。業界別に最適化されたプラットフォーム戦略のなかでも、主にアパレルなどの業界では、OMOに関する課題への対応が必須と考え、今回のシステム連携に至ったとしている。

今回のシステム連携により具体的には、店舗・オンライン在庫も倉庫の1つとして管理していく考え方に基づき、店舗・オンライン・倉庫の枠組みをなくす。在庫のリアルタイム一元管理とデマンドシステムにより、もっとも在庫量の多い物流倉庫の材変動をより速く各販売在庫に反映することで、機械ロスを低減する。合理的で、サービスレベルが高い共通インフラを活用した在庫デリバリーと循環として、モール配送拠点への迅速な納品、配送方法のバリエーション、店舗受け取り、返品/回収の仕組み等、アパレル向けの店舗立地点を結ぶデリバリーの異業種/同業種共配化により、あらゆるチャネルに対して最安のモードを選択させるといったメリットがある。


▲標準連携のイメージ

なお、今回のサービスは追加オプション等を必要としない標準連携機能となり、「OmnibusCore」の利用料に変動はない。倉庫・物流側と直接データがつながることで、より多くの対象データをすばやく取得でき、あらゆる在庫の移動効率化や、顧客の本来のニーズに適した配置転換等、具体的な施策や改善の実行へと繋がる。

SBSグループは、今回の連携によりOMOを次のステージに発展させていきたい事業者に寄与するサービスが提供できるとし、「EC物流お任せくん」は、今後も未来志向でEC物流サービスを充実させるべく挑戦を続けていく考えを示した。




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