2020.06.05

インアゴーラ、国税庁「日本産酒類のブランド化推進事業」の連携事業者に選定 中国国内でのブランド化を推進

「豌豆公主(ワンドウ)」で日本の酒の販売、ブランド化を支援

中国消費者向けの日本商品特化型越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営するインアゴーラは6月4日、国税庁が取り組む「日本産酒類のブランド化推進事業」において、連携事業者として選定されたと発表した。日本産酒類の中国国内でのブランド化推進を目指す。

「日本産酒類のブランド化推進事業」は、日本産酒類の更なる輸出拡大を目的とし、事業者による海外向けブランド化モデルの構築を国税庁が支援する事業。支援を希望する酒類事業者に対して行った実施したい取り組みテーマの公募で、応募総数182件の中から24件が選定されている。

インアゴーラはこれまで、越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」での販売に加え、中国国内大手ECプラットフォームへの日本酒を専門に取り扱う旗艦店「豌豆公主(ワンドウ)酒水旗艦店」の開設や、獺祭や花の舞などの日本酒のブランド旗艦店の運営代行、オフラインでの販売など、日本酒をはじめとした日本産酒類の中国国内への展開を積極的に行っている。日本酒の歴史や文化、各地方酒蔵のブランドストーリーをコンテンツとして充実させ、中国の消費者に届ける取り組みも行っている。

今回の「日本産酒類のブランド化推進事業」の選定では、実施事業の先進性・独自性および将来性などが評価項目となっている。インアゴーラでは、中国におけるオンライン展開を中心とした自社のノウハウ、および若年層や富裕層を対象としている点などが期待と評価を得たと捉えているとし、中国における日本産酒類のブランド化に一層貢献することを目指す考えを示した。

今後は本事業と連携し、日本酒を中心とした日本産酒類のほか、酒器などの関連商材も含め、オンラインおよびオフラインを融合した総合的なブランディングマーケティングを行うという。また新型コロナウイルス拡大により対面販売に課題が生じている状況において、中国国内のオンライン販売を提案・強化することで、日本ブランドの販路拡大のサポートを行うとしている。

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