2023.10.17

DINOS CORPORATION、「ディノスの森」植林活動を開始 木曽町と連携協定、宇津社長「脱炭素への契機に」

協定式の様子。写真左から一般社団法人more trees 事務局長 水谷伸吉氏、木曽町町長 原久仁男氏、DINOS CORPORATION 代表取締役社長 宇津洋一氏、Tree to Green 代表取締役 青野裕介氏

DINOS CORPORATIONはこのほど、音楽家の坂本龍一氏が創立した森林保全活動に取り組むmore treesとともに、長野県木曽町・開田高原にて「ディノスの森」植林活動を開始した。これに伴い、木曽町との間で森林保全を通じた地方創生事業に関する連携協定を2023年10月13日に締結した。積極的な森林保全アクションにより、大切な資源であり、自然環境の保全にも重要な森林づくりに貢献を図る。

DINOS CORPORATIONは、「サステナビリティビジョン2030」で掲げる「自然環境を持続可能にする」という取組みテーマの一環として、「ディノスの森」植林活動を開始した。



音楽家の坂本龍一氏が創立し、現在はその遺志を受け継ぎ、世界的建築家の隈研吾さんが代表を務める森林保全団体「more trees」とともに、長野県南西部に位置し、海抜1000mを超える自然豊かな長野県木曽町・開田高原にて植林活動を行う。森の将来を見据えて、単一ではなく複数の樹種を混在させた多様性のある森づくりをスタートする。

さらに開田高原がある木曽町と、多様性のある森づくりに関すること、木材の利活用促進に関すること、SDGsに関すること等で連携を深めていくべく、森林保全活動を通じた地方創生事業に関する連携協定を2023年10月13日に締結した。総面積の90%を山林が占め、昔から林業や木工製品の生産が盛んな木曽町では、森林資源を持続可能なものとしていくためさまざまな取組みを行っており、同町にとって企業との協働による「多様性のある森づくり」もその一環となる。

木曽町の原久仁男町長は協定式で、「木曽町は戦後、それぞれ山の所有者が財産形成の一環として木を植えてきたものの、60年が経ち、残念ながら山に対する思い入れを持つ人が少なくなっている。そうなると山が荒れてしまい、山が持続可能な状態ではなくなってしまう。今回、大手の企業様が森づくりをご支援いただけるということで、大変感謝している。これを機にこの地域に今後もぜひ足を運んでほしい」とコメントした。

DINOS CORPORATION 宇津洋一社長は、「当社は脱炭素のアクションとして、今回、初めて森づくりに取り組むことになった。実際に植林地である開田高原にも足を運んたが、大変天気もよく素晴らしい自然で、非常に印象に残った。当社の通販事業では、紙を使い、木の家具も売っている。そういう観点からもこの取り組みは、積極的な脱炭素へのいいきっかけにもなると思う。ディノスでは国産材に注目し、家具は10年以上取り扱っている。それに価値を感じてくださるお客様も多い。この地域の木材製品やその他の製品も含め、付加価値のある、思いがある、作り手の顔が見えるようなストーリーを通じて、お届けできたらと思う」とコメントしている。

DINOS CORPORATIONの通販ブランド「ディノス」では、長年、品質の良さに加えて、森の健全な循環につなげていく等の観点から、日本各地の様々な国産材を用いた家具・インテリア雑貨などを取り扱ってきた。引き続き国産材商品のラインアップ充実を図るとともに、さらなる積極的な森林保全アクション、脱炭素につながるアクションとして、今回の植林活動の実施に至ったとしている。

2023年6月に実施した「サステナビリティに関する顧客意識アンケート」では、6割の顧客がもっとも関心の高い社会貢献活動として「自然環境」を挙げていたとし、顧客の“森を応援したい”という思いを森づくりにつなげていくとしている。具体的には、購入商品のコメント投稿機能に「ディノスの森を応援する」というボタンを設置し、それが押された数に連動して毎年の植林を行う。また、森が育まれていく様子も、サイト内ページで随時レポートしていく予定だ。

国土の約7割を森林が占める日本では、古くから木材が家具や建物などあらゆるものに使われており、森林は日本人のライフスタイルには欠かすことのできない大切な資源だ。樹木がCO2を吸収することによる地球温暖化防止や、水源かん養(森林が水資源を蓄え、育み、守っている働き)といった自然環境を保全する上でも重要な役割を果たしているとし、DINOS CORPORATIONでは「ディノスの森」など植林活動による「森をつくる」アクション、そして国内各地の木材を使った商品による「国産材を届ける」アクションを通じて、地球環境にとって大切な森林を健やかに育むことに貢献していく考えを示した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事