2023.10.12

グラニフ、大阪に新店舗開設 アートに注力、体験価値向上へ

「グラニフ ストア&アート心斎橋」の外観

グラニフは10月3日、大阪・心斎橋に新店舗を開設した。全国の店舗では唯一、限定アートの展示・販売スペースを設けている。今後もファンとの接点を強化するため、実店舗とECの両方で体験価値の向上を図る方針だという。
 
「グラニフ ストア&アート心斎橋」(graniph store & art Shinsaibashi)は、「リブランディングにおける取り組みの延長」(村田昭彦社長)という位置付けだという。
 
広さは265.7平方メートルで、同社の路面店で最大の店舗面積を誇る。品ぞろえにおいては、主力商品のアパレル以外に、雑貨やアート作品が全体の約半数を占める。


▲2階にはアウトドア用品やアート作品を陳列している
 
店名に「アート」を入れた背景について、「世界中でアート市場が成長している。NFTやスケートボードなど、グラフィックの表現をアートやカルチャーに落とし込んでいる」(ブランド戦略室ブランドディレクター 勝部健太郎氏)と言う。
 
出店ペースは1年当たり、10~20店程度としている。現在のEC化率については約3割だという。
 
「実店舗、ECサイト、国内外の全ての顧客との接点を強化し、体験価値を提供していきたい。EC化率は上昇傾向にあるので、ニーズに対応できるような投資を続ける」(村田社長)と話した。
 
同社は2021年にリブランディングを実施し、店舗コンセプトを「デザインTシャツストア」から、より幅広いアイテムを扱う「グラフィックライフストア」へと変更している。






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