2023.10.01

Smarprise、キャラクターグッズのサブスク展開 「中身は秘密」が好評

「サプライズボックス」の担当者

エンターテインメント事業のSmarpriseは2019年12月から、ECサイト「サプライズボックス(SUPRISE BOX)」で、キャラクターグッズのサブスクリプションサービスを提供している。

2018年12月のクリスマス企画として、福袋のように中身が分からないボックスがヒットしたことがきっかけで、ニーズがあるとみてサービスを開始した。五十嵐社長は「毎月と福袋を掛け合わせた。好きなキャラクターの商品が毎月届くうれしさと、どんな商品なのだろうというわくわく感がある」と話す。

商品は全て「サプライズボックス」だけの限定アイテム。企画は毎月行われ、デザインは自社のデザイナーが行い、内製化している。


▲中身は全てオリジナル商品

これまでの商品は皿やフロアマットなど、生活用品が多い。何が届くか分からないというコンセプトから、もらっても困らない商品を意識しているという。

キャラクターによっては「毎月」「2カ月に1度」と届く頻度は異なるが、解約しない限りは継続して届く。解約の条件などはないが、同じ商品が2度届くことはなく、リピート率は高い。

X(旧ツイッター)にて、毎月目玉アイテムとなる商品を1~2品公開していることから、新規ユーザーは、ここから流入してくることが多いようだ。版権元となる企業の公式アカウントが投稿することでファンに広がり、購入につながっている。「サプライズボックス」が届いたとツイートするファンは、オリジナル段ボールの写真をツイートし、中身をツイートしないユーザーがほとんど。ファンがみんなで「中身は秘密」という部分を守っているという。

「中身を伏せている分、作品のライトなファンはあまり見られず、コアなファンが購入する傾向にある」(同)と言い、サービス開始時から継続しているユーザーが多いようだ。

キャラクターグッズのサブスクリプションは珍しく、もっと一般化させたい考え。「サブスクリプションが定着して、まだ数年。飽きないという真価が浸透してほしい」(同)。今後もより多くのキャラクターのグッズ化を手掛けていく。






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