2023.09.10

全自動麻雀卓のアルバン、ニッチな「麻雀ネタ」のSNS投稿で5000いいね 強みは高いエンゲージメント率

高橋晋也氏(写真中央)

ECなどで全自動麻雀卓を販売するアルバンでは2023年以降、Xを中心としたSNSへの投稿に注力している。2023年に入り本格的に運用を開始したXでは、半年でフォロワー数が2万8000人まで急増した。2月に投稿した、「危険牌の切り方」という投稿は、5000いいねを超える反響となっている。

同社がXで投稿しているのは、ニッチな麻雀ネタだ。危ない牌を捨てる際に、リボンを巻いて牌を差し出す動画を投稿したり、「今日は何の日」にちなんで、麻雀牌を加工した写真を投稿したりしている。「Xでは主にプレゼント企画をやっていたが、フォロワー数の増加は一時的で、継続性がなかった。そこで麻雀にまつわるネタ投稿をすることにより、頻繁に見てもらえることを目指した」(ネット事業部・高橋晋也氏)と話す。


▲「危険牌の切り方」が5000いいねに

企業アカウントの中でも高いエンゲージメント率(投稿に対してユーザーが反応を示す割合)があることが、同社のXの投稿の特徴だという。投稿によっては、エンゲージメント率が3%を超えることも珍しくないとしている。「企業アカウントでは、0.3%が平均、大企業でも0.5%程といわれている。そんな中、高いエンゲージメントがあることは、当社の強みとなっている」(同)と話す。

SNSの投稿内容は、ネット事業部の高橋氏を中心に、ネット事業部の独断で決めているという。「思いついたことをメモしておいて、思い立ったときに撮影するようにしている。SNSを売り上げにつなげようという気はなく、『アルバン=麻雀の会社』という認知を広げることを目指している。面白い投稿をすれば、麻雀をやらない人でも見てくれるはず。これからも"誰か"に刺さる投稿をしていきたい」(同)と話している。





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