2023.09.06

通販業務管理システム「通販Ace」、一部機能で特許取得 組み合わせの画期的な受注システム

エー・アール・システムは9月5日、自社開発・販売の通販業務管理システム「通販Ace」の一部機能において、特許を取得したと発表した。「フリー項目×受注サポート」と「フリー項目×受注サポート×優先順位」の組み合わせで生まれる受注システムを“独自の機能”として出願し、複雑な業務もわかりやすく、簡単に実行できるようサポートする。

エー・アール・システムの「通販Ace」は、各機能の組み合わせによって実現する無限大の自動化アクションで、現代の通販事業者が抱える課題を効率的に解決する自社開発・販売の通販業務管理システム。このほど、一部機能において特許を取得した。

「通販Ace」は、前身システムより10年以上にわたり培われた通販業務の処理ノウハウを受け継いでおり、核となる機能「フリー項目」と「受注サポート」を組み合わせることで、ほぼ無限大の自動化アクションを起こすことが可能できる。さらに「優先順位」の機能を組み合わせると、通販事業者の課題解決に対する可能性は大きく広がる。

そこでエー・アール・システムは、「フリー項目×受注サポート」と「フリー項目×受注サポート×優先順位」の2通りの組み合わせで生まれる画期的な受注システムを“独自の機能”として出願し、特許を取得した。



顧客マスタや商品マスタなどの各マスタや伝票へ、自由に項目を追加拡張できる「フリー項目」、基本項目もフリー項目も条件としてアクションを起こすことができる「受注サポート」、連続した条件の中で順位を設定できる「優先順位」の機能をもって、複雑な業務もわかりやすく、ユーザーが簡単に進められるよう開発している。

今回特許を取得した「通販Ace」の受注システムは、通販事業者の受注入力に柔軟に対応し、要望に合わせた適切な機能を提供ため、事業者は条件とアクションの設定によりシステムを自動化し、ミスのない効率的な運用ができる。各マスタへ自由にフリー項目を追加することで複雑な仕組み化が叶い、思い通りのシステムを作りだすことでさらなる進化が期待できるなどのメリットが得られる。

プロモーションログの取得・分析が可能で、外部連携でロゴを出力できる機能もあるため、セールスプロモーション効果の測定が可能、同封物・販促物の出荷制御によりコールセンターで販売促進をコントロールする運用を実現といった特徴も備える。システムの自動化により、業務スピードの向上や迅速な出荷、そして個別対応をしていない顧客への充実したサポートが叶い、顧客満足度・事業の競争力の向上が期待できる。

インターネットやスマートフォンの普及、近年の生活スタイルの変化により、一般化した通信販売。テクノロジーの進化により通信販売が浸透した背景があるものの、それを取り巻く環境や人々の意識も確実に変化し、より高いレベルのシステムや顧客対応が求められるようになり、多くの企業において「手動の受注処理によるエラー防止のための人件費がかさむ」「システムの遅れによる顧客向けサービスの質の向上が望めない」「現代システムに人の理解が追い付いていないため戦略的プロモーションが図れない」などの課題が浮き彫りとなっている。

各企業では多くの課題に対し、システムの強化や従業員教育などにコストをかけることで解決を図っているが、不必要なシステムのカスタマイズや従業員退職などのリスクも抱えている現状がある。

エー・アール・システムでは長年にわたり、カタログ通販、テレビ通販、ラジオ通販に代表される、コールセンターで電話やハガキ、FAXによる注文を受け付けるオフライン通販事業に特化したシステムを開発してきた。そのノウハウを活かし、通販事業者が受注で抱える課題に効率的にアプロ―チすべく、プログラムの改修をできるだけ抑え、設定だけでカスタマイズを施したように動作し、機能の組み合わせにより複雑な動作にも自動化で対応できる受注システムの開発に至ったとしている。




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