ヤフーは7月14日、「ヤフオク!」および「PayPayフリマ」において、2023年秋にサービス名を変更すると発表した。「ヤフオク!」は「Yahoo!オークション」に、「PayPayフリマ」は「Yahoo!フリマ」に変更する。「ヤフー」ブランドに統一することで、サービス連携を強化し、両サービスの併用を促す。
ヤフーは、1999年9月に「ヤフオク!」のサービスを開始。常時7000万品以上の商品が出品される日本最大級のオークションサービスとして、レア物や高単価商材を中心に規模を拡大している。2019年10月からは、手軽に売買できるフリマサービス「PayPayフリマ」をサービス開始し、「PayPay」などとの連携により、2023年には累計2000万ダウンロードを超える見込みで成長している。それぞれのサービスで品揃えの特徴も異なることから、「PayPayフリマ」と「ヤフオク!」両サービスを利用するユーザーも増えている。
このほど、2023年秋に「ヤフオク!」は「Yahoo!オークション」、「PayPayフリマ」は「Yahoo!フリマ」へとサービス名を変更すると発表した。“オークション”と“フリマ”の両サービスをより身近に利用してもらうため、サービスのデザインを刷新するとともに、ヤフーブランドに統一することでより連携を強化する。
今後のさまざまな機能拡充を通して、出品者はより早く、より高く、より適切な販売方法で売ることができ、購入者はより簡単に多種多様な商品から自分にあった商品を見つけられるプラットフォームの提供を目指す。
「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」ともに、サービス名称の変更後も出品された商品が落札・購入の際にかかる手数料の変更はない。これまで以上に「PayPayが使える・貯まるサービス」として、「PayPay」を利用するユーザーにお得で便利なサービスを提供していく考えを示した。
「ヤフオク!」および「PayPayフリマ」共通の今後のアップデート予定として、匿名配送の拡充（2023年7月予定）、デザインのリニューアル（2023年10月より順次）を挙げた。匿名配送の拡充では、小型から大型まで豊富なサイズのバリエーションから選択でき、安心な匿名配送取引をよりお得な価格で提供する。
デザインのリニューアルでは、「PayPayフリマ」と「ヤフオク!」のシームレスな購入体験が可能になるよう、サービス名称変更に加えて、より使いやすさを追求したデザインへ商品詳細ページをリニューアルする。
さらに「ヤフオク!」では、2023年10月より順次、「PayPayフリマ」の商品の掲出に対応する。「PayPayフリマ」の商品を「ヤフオク!」上で検索でき、サービスを切り替えることなく購入ができる。
一方、「PayPayフリマ」では、より便利に利用できるよう機能のアップデートを行うとし、動画出品の縦型対応を2023年9月、グッズ交換機能のAndroid版への対応を2023年内に予定している。
「情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。」をミッションに掲げるヤフーが運営する「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」は、「モノの価値を最大化できるプラットフォーム」を目指し、今後も出品者、購入者双方にとって利便性が高く、お得で安全安心に売り買いできるよう取り組みを強化していくとしている。
