2023.07.11

「アラジンEC」、導入企業が大型化 ドキュメント品質強化で安定稼働

BtoB EC推進統括本部 江原智規統括マネージャー(左)、関西WEB推進課 松岡憲二課長(右)

【ECソリューションマップ2023「ECサイト構築サービス編」】

アイルが提供するBtoBに特化したECサイト構築パッケージシステム「アラジンEC」は、豊富な基幹業務システム構築の経験や、カスタマイズ対応のノウハウが強み。導入企業の事業規模が大型化してきており、契約からシステム構築、安定稼働まで確実に導くためのドキュメントの品質強化に注力している。

アイルはメーカーや卸会社、商社など5000社以上に基幹業務システム「アラジンオフィス」を開発しており、30年以上にわたりBtoB領域のシステム構築を手掛けてきた。その知見・資産を生かし、BtoB専用ECパッケージシステム「アラジンEC」を開発している。

「導入企業さまの事業規模が大きくなる中で、より慎重にシステム開発を行えるように体制を強化している。契約後のシステム設計や、プログラミング、テスト、納品後の稼働支援まで正確にプロジェクトを進めるため、導入企業さまと共通認識を持てるように、ドキュメントの品質強化に注力した」(BtoB EC推進統括本部 江原智規統括マネージャー)と話す。


濃い案件が増加


一方、最近までは改正電子帳簿保存法(電帳法)やインボイス制度への対応に追われて、受発注業務のウェブ化への取り組みが停滞していた局面もあった。

「電帳法やインボイスへの対応が落ち着いてきたこともあり、また問い合わせが増えている。コロナ禍の初期よりは、”濃い”問い合わせが多い。コスト高の中で利益を確保するために、業務の効率化を促進するためのDXを進めようとする動きが出ている。受発注業務のウェブ化はその中でも分かりやすい取り組みとして、再検討する企業が増えている」(関西WEB推進課 松岡憲二課長)と話す。

「アラジンEC」はIT導入補助金にも採択されており、補助金を活用した導入提案も強化している。金融機関やコンサル企業などとのアライアンスを強化し、セミナーやDX支援の取り組みにも注力している。

7月11~13日に東京ビッグサイトで開催する「DX EXPO 2023」にも出展する予定だ。企業との接点を増やし、導入企業数をさらに拡大したいと考えている。




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