2023.07.07

Amazon、全国11カ所に配送拠点を新設 栃木、群馬、富山など7県は初めて

Amazon Flexドライバーの雇用も促進する

Amazonは7月6日、日本全国11カ所に、Amazonの配送拠点であるデリバリーステーションを開設すると発表した。栃木県、群馬県、富山県、山梨県、静岡県、奈良県、岡山県は、初の開設となる。配送網の拡充により、700万点以上の商品の翌日受け取りを可能にし、全国の顧客の利便性向上を図った。配送拠点の新設に伴い、3500以上の働く機会を創出する。

Amazonは、顧客から注文された商品を全国の物流拠点であるフルフィルメントセンターなどから集約し、周辺地域の届け先まで配送するAmazonのラストワンマイルの起点となる場所として、デリバリーステーションを運営している。このほど、日本全国11カ所にデリバリーステーションを開設すると発表した。これにより日本国内のデリバリーステーションの数は50カ所以上となる。

新設されるデリバリーステーションは、3月開設の神奈川県、4月開設の千葉県を皮切りに、8月に静岡県、9月には栃木県・富山県・山梨県・奈良県・岡山県・福岡県、10月に群馬県・兵庫県への開設が予定されている。栃木県、群馬県、富山県、山梨県、静岡県、奈良県、岡山県は、初のデリバリーステーションの開設となる。本配送網の拡充により、700万点以上の商品が翌日受け取り可能となり、全国の顧客の利便性が向上する。

デリバリーステーションでは、さまざまな経験、性別、年齢、国籍、文化的な背景を持つ人々に、多様な働く機会を提供している。職種は、拠点の安全衛生管理、ステーションマネージャー、シフトアシスタント、Amazon Flexドライバーなど多岐に渡り、互いに協力しながら商品を配送している。今回の拠点開設により、全国で新たに3500以上の雇用機会を創出するとしている。

今回の取り組みにあたり、アマゾンジャパン アマゾンロジスティクス 代表のアヴァニシュ ナライン シング氏は、「お客様の近くで、安全で迅速かつ効率的な配送を提供する取り組みの一環として、全国11カ所のデリバリーステーションの開設について発表できることを嬉しく思います。これらのステーションの開設により、Amazon Flexドライバーなどのフレキシブルな働き方を含め、3500を超えるさまざまな働く機会を創出します。配送拠点の新設により、置き配を可能にし、お客様に利便性を提供するとともに、再配達の削減によるドライバーの負担軽減に貢献します」とコメントした。

また、デリバリーステーションがサポートする新しいプログラムには、地域の中小企業が空き時間にAmazonの商品を配達することで副収入を得ることができる「Amazon Hub デリバリー」や、起業家が独自の配達ビジネスを始めることを支援する次世代の「デリバリーサービスパートナープログラム」が含まれるとし、「私たちは、地域コミュニティと提携し、地域の経済発展に貢献したいと思っています」と述べた。

Amazonは、7月11日から48時間にわたって開催するAmazonプライム会員限定のビッグセール「プライムデー」で、百万点以上の人気商品を特別価格で提供する。全国25カ所以上のフルフィルメントセンターと、50カ所以上のデリバリーステーションの強固な配送ネットワークにより、「プライムデー」においても利用者に最高の買い物体験を届けるとしている。




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