2023.07.07

家電のレンタルサブスク『レンティオ』、商材ごとの清掃とSEO対策で成長 月間の利用者数は11万人に

三輪謙二朗社長

家電のサブスクリプション(サブスク)・レンタルサービスを運営するレンティオの成長が続いている。累計注文数は94万件を超え、月間の利用者数は11万人に達する。商材ごとの最適な清掃と、広告に頼らないSEO対策による集客が成長につながっている。

「Rentio(レンティオ)」では、美容家電メーカーのヤーマンや、掃除機メーカーのダイソンなどの商品を取り扱っている。

「有名ブランドのキッチン用品から清掃用品、カメラまで幅広い商品を取り扱っていることが特徴だ」(三輪謙二朗社長)と説明する。

レンタルサービスでは、商品の清掃が鍵となる。コーヒーメーカーや鍋など、商材によって、清掃方法を分けているという。

「コーヒーメーカーでは、ユーザーは粉の残りが気になる。そのため、エアーダスターなどでコーヒーメーカーの隅々までを空気で清掃する。そうすることで、粉が飛び、次にレンタルする人は気になりにくい」(同)と話す。

さらに「一方、鍋では、ユーザーは前の人が使った臭いが気になる。そのため、クエン酸を入れて煮て、臭いを消す。さらに大豆で表面をコーティングして、臭いを消すことにも取り組んでいる」(同)と説明する。

集客面では、SEO対策に注力している。ユーザーがほしい情報を届けられるように、豊富な情報を掲載し、少しのテクニックも駆使して、グーグルに優良記事であると評価してもらっているという。


▲「レンティオ」

「現在、グーグルはユーザーファーストな記事を良い記事だと認識している。そのため、豊富な情報量を載せたり、商品のお薦めポイントに黄色のマーカーを引いて目立たせたりすることで、ページを離脱することなく、最後まで読んでもらう工夫をしている。このほか、商品ページへの導線も作っている。グーグルはユーザーが記事から商品ページに遷移していると、必要な情報を提供できていると認識する。読了率と遷移数にこだわることで、結果として検索サイトで上位表示されている」(同)と話す。




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