2023.06.22

ヤフー、1.3億件の広告を非承認 2022年度の広告審査実績を発表

「広告サービス品質向上に関する透明性レポート」を発表

ヤフーは6月13日、広告サービスの審査実績をまとめた2022年度の「広告サービス品質向上に関する透明性レポート」を発表した。2022年度は約1億3000万件の広告素材を、同社が定めたガイドラインに抵触するとして非承認にしている。
 
2022年度は前年度と比較し、広告の非承認数に大きい増減はなかったが、入稿数は増えているため、非承認の割合は減っている。法改正に合わせて定期的に広告掲載基準の見直しを行っている。
 
広告市場が拡大している中で、人とAIをうまく活用し効率的に審査を行っている。
 
「最初に入ってくる多くの広告の中で、基準に反しそうな物をさまざまな角度からAIが判断する。判断が難しい物は人が判断し、業務を効率化している」(マーケティングプラットフォーム統括本部 トラスト&セーフティ本部長 一条裕仁氏)と話す。


▲マーケティングプラットフォーム統括本部 トラスト&セーフティ本部長 一条裕仁氏

アカウント審査では、2022年度下半期は3824件を非承認としている。非承認理由として「アカウントの登録情報から不正な広告出稿の懸念」が上半期に比べ増加した。
 
同社は品質向上のため、ユーザーへのアンケート調査を実施している。ユーザーの意見を参考に、広告の表現を制限しすぎることのないように基準を定めていく。
 
「改善やパトロールを強化し、安心して使用できるプラットフォームとして、より一層透明性を高めたい」(同)としている。






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