ワールド、EC取扱高は30％増の462億円に ナルミヤ子会社化で大幅増収

ワールドの2023年3月期通期決算における、Eコマースの売り上げは、前期比41.5%増となった。ECの取扱高は、前期比30.1％増の462億6700万円だった。OMO施策・アプリを強化したことや、ナルミヤ・インターナショナル（以下ナルミヤ）が同社グループに加わったことが、大幅増収の要因の一つとなった。
　
同社の「Eコマースの売り上げ」は、自社ブランドの売上高（自社サイト・他社サイトでの販売も含む）を指す。「ECの取扱高」は、自社ブランドだけでなく、同社のサイト上で取り扱う他社商品も含めた商品の売り上げも含むという。
　
ワールドの2023年3月期における連結業績は、増収増益となった。一部ブランドによるOMO活動の成功事例の横展開などでEC販路の好調が持続したことも、増収の一因となったという。
　
2022年2月にナルミヤが連結子会社として、同社グループに加わった。ナルミヤのグループ入りの増収効果も大きかったという。ナルミヤの実店舗に加え、ECの売り上げも連結業績に加わった。
　
EC販路においては、アプリの刷新や、新規会員獲得キャンペーンによって客数が増加。継続的なアプリの機能改善や、OMO活動の強化なども業績好調の追い風になったという。
　
2024年3月期のブランド事業においては、OMO活動の強化などによって、店頭・EC販路共に売り上げを伸ばし、さらなる成長を図る方針だとしている。