2023.05.15

味の素、食のD2Cサイト『GOOOD GOOOD TABLE』は「体験」「顧客参加」を重視

「GOOOD GOOOD TABLE」のサイト(左)、味の素 アミノサイエンス事業本部 ダイレクトマーケティング部 マーケティンググループ 田中邦夫氏(右)

味の素は今年1月、新たに食のD2Cサイト「GOOOD GOOOD TABLE(グーグーテーブル)」を開設した。新サイトでは、豊富なコンテンツやレビュー投稿機能などを用意している。商品の販売だけでなく、消費者の生活を豊かにする情報などを発信し、より良い顧客体験を提供できるサイトにしたい考えだ。

新サイトでは、①商品の生産背景 ②プロの料理人によるレシピ ③ユーザーが投稿したお薦めレシピ ④ユーザーのSNS投稿 ⑤レビュー--などを掲載している。コンテンツの拡充とともに、顧客と触れ合える場を提供する。

「コロナ禍で多くのD2C/ECサイトが生まれた。その中で『グーグーテーブル』は『顧客体験』と『顧客参加型』に重きを置く。モノを届けるだけで終わらせない。豊富な情報を提供して、購入後の生活を豊かにすることをサポートしつつ、ユーザーには私もサイトに関わっているんだと思ってもらいたい」(アミノサイエンス事業本部 ダイレクトマーケティング部 マーケティンググループ 田中邦夫氏)と話す。


▲「GOOOD GOOOD TABLE」のサービスイメージ

味の素はサプリなどを販売する「味の素ダイレクトオンラインショップ」も運営している。

新サイトを開設した理由について、「他社を見ても、ECの需要は高まっている。当社としてもデジタル上の顧客体験を再考すべきだと考えており、サプリではない新たな商品の販売が必要だと考えていた。そこで従来のサイトにはなかった顧客の声を拾える機能などを設け、『食卓を豊かにする』ことをモットーに食のD2Cサイトを開設することにした」(同)と説明する。

今後はさらなる「顧客参加型」のサイトとして、顧客とともに商品開発を行う取り組みを検討している。レビューから顧客の声を集めるほか、「LINE」登録後にサンプル品を進呈して、反応を聞く取り組みも行う。





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