2023.05.05

阪急阪神百貨店の「テラスの香り」がヒット fbdが空間や人物をイメージした室内香をプロデュース

藤本大輝CEO

IPを活用した新規ビジネスの開発などを支援するfbdがプロデュースしたルームディフューザー(室内香)がヒットしている。阪神百貨店のために調合した香りのディフューザーをECサイトで発売すると、1本1万円という価格でありながら、わずか10秒で完売した。企業の空間演出のための香りを商品化したり、著名人をイメージした商品を開発したりと、ユニークな企画がヒットにつながっている。

同社は2021年5月、大手ラグジュアリーブランドやホテルなどの空間演出を手掛けるフレグランスメーカー「SCENT COMPANY(セントカンパニー)」のディフューザーブランド「SCENT OF THE ONE(セント オブ ザ ワン)」をプロデュースした。

「セントカンパニー」の商品力を生かした企業向けの香りの演出も手掛けており、阪急阪神百貨店の阪神梅田本店2階フロアの香りを開発している。この香りは通称「テラスの香り」として来館者に好評だった。「SCENT OF THE ONE “TERRACE”(テラス)」として商品化したところ、即完売の人気商品になった。


▲「透き通るような繊細かつ華やかなフローラル&グリーン」と好評の「SCENT OF THE ONE “TERRACE”」

著名人を起用した商品開発では、人物をイメージした商品の世界観を作り上げている。その著名人の発信力を生かしたプロモーションにも注力し、人気商品を生み出している。

企業や著名人とコラボレーションした商品以外にも、数種類のディフューザーをECサイトで販売している。リピート率が高く、購入者の50%ほどが定期購入プランを利用している。


▲厳選された原料と古来より受け継がれている技術手法で作るという

「今後は地域や場所を問わずに楽しんでもらえるよう、ECだけで完結できる仕組みを作りたい。例えば、香りを再現できるようなデバイスの開発も視野に入れている」(藤本大輝CEO)と展望を語る。







RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事