2023.04.14

手拭いブランド「濱文様」のケイス、「スーパーデリバリー」で海外への卸を強化 負担なく売上拡大

ケイスの加藤聡社長


2月末の特集で海外売上10倍に


ケイスはこれまで、輸出のノウハウがなかったこともあり海外での販売が弱かったという。大手ECモールの海外サイトには出品したこともあるが、販売が振るわなかったことに加え、配送料に課題があり断念した。また、問屋経由での海外展開も検討したものの、自社で直接海外展開することを決めた。加藤聡社長は知人から、ラクーンコマースが手掛ける「スーパーデリバリー」を紹介され、導入を決めた。

以前から、自社のブランドサイトの問い合わせフォームから、台湾や欧州などから「商品を仕入れたい」という要望がたびたび寄せられていた。「特に熱烈な日本ファンの方からの連絡が多かった」(加藤社長)と話す。


▲日本らしいデザインが海外からも好評

導入後の状況について、加藤社長は「当社は日本語しかできない社員のみだが、海外向けに販売ができている。国内出荷と同じ手続きで海外へ気軽に販売できるため、現地の言語対応や、発送などの手続きは一切ないのが最大のメリット。便利さ以外に何も感じたことはない」と話す。サポート体制にも満足しているという。

2月末にラクーンコマースが実施した、海外バイヤー向けの特集で紹介され、海外特集の時の売り上げが通常時と比較すると海外が約10倍になったという。

「スーパーデリバリー」では、国内ではそれほど売れなかった文房具やマスキングテープなども売れ始めている。海外での販売が好調なことから、スーパーデリバリーでの販売構成比の75%が海外となり、国内と逆転したという。



【「スーパーデリバリー」サービス概要】
ラクーンコマースが提供する「スーパーデリバリー」はサプライヤーとバイヤーが利用する卸・仕入れサイト。国内のみならず海外でもアジア・北米を中心に10万社以上(2022年6月)の会員を抱え、BtoBでの越境ECをサポートしている。初期費用・月会費がかからず、成果歩合で出展できる。代金回収から輸出作業までワンストップでサービス提供しているので、越境ECに不慣れでも世界中の事業者と取引が可能になり販路が拡大できる。







RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事