2023.04.07

「トイサブ!」、見えない努力で知育玩具サブスク1位 商品選定や清掃にこだわり

志田典道代表

トラーナが提供する知育玩具のサブスクリプション(サブスク)サービス「トイサブ!」は、「知育玩具サブスクリプションに関する調査」において会員登録者数ランキングが2年連続で1位となった。2023年1月時点で会員数は1万8000人を超えた。商品の徹底した清掃や、顧客の真意をくみ取る商品選定など、顧客からは見えない努力を積み重ねることで、着実に支持を集めている。

「トイサブ!」は生後3ヵ月から満6歳までの未就学児の成長に合わせて、最適な知育玩具やおもちゃをレンタルするサブスクだ。一つのおもちゃを多くの利用者にレンタルしているため、使用済み商品の清掃には注力している。表面はもちろん、小さいネジ穴の隙間までゴミが詰まっていないか確認し、清掃している。

「商品の清掃は本当に細かく確認している。商品が傷むことがないように、使われている素材や形状に合わせて清掃方法を考案している。布製のおもちゃはベビーせっけんで手洗いし、木製のおもちゃは次亜塩素酸水で消毒している。プラスチックは電解水で付着物を除去してからクロスで拭き上げる」(志田典道代表)と説明する。


▲動画で家庭でのおもちゃのお手入れ方法も公開

これまで衛生面で事故が発生したことはないという。

「それだけ清掃には力を入れているということだ。今年2月に約9億円の資金調達もしたが、そのとき投資企業から『ここまで細かく清掃に気を付けている企業はあまりない』と評価していただいた」(同)と語る。

顧客の真意をくみ取る商品選定にも注力している。顧客から寄せられたレビューの行間を読んだり、文章の裏に隠れている本心を推し量ったりすることで、最適な接客を提供できるように心掛けている。

「顧客は全員が直接、『次はこのような商品を届けてほしい』とは言わない。『子どもがこういうことができるようになりました』とだけ書いてあることもある。そのようなときは『次はもう一段難しい商品がほしい』と暗に言っている。こういう顧客心理を理解することで、顧客が本当に欲しい商品を送れるようになった」(同)と話す。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事