2023.03.23

グラニフ、「コントロールベア」のNFTアートが毎週完売 累計売上は100万円超に

NFTアートに起用した「コントロールベア」(左)とブランドディレクター 勝部健太郎氏(右)

グラフィックアイテムブランドを展開するグラニフが販売するNFTアートが人気だ。2022年10月に販売を開始し、毎週完売するほど好評だ。累計の売上高は100万円を超えている。
 
同社のオリジナルキャラクターである「コントロールベア」を用いたNFTアートを販売している。NFTならではの色や柄などバリエーションを広げたことでファンの心をつかみ、1人で20点近く購入したユーザーもいたという。
 
「グラニフには人気のキャラクターが多く、デジタルコンテンツとも愛称がいい。アパレルの枠を越えた新しいことに挑戦している」(ブランドディレクター 勝部健太郎氏)と語る。
 
NFTアートは国境を越えたコンテンツであることから、ジャパニーズポップカルチャーとして世界に発信できるという。

ただ、オークション形式での販売のため、回数を重ねるうちに価格が上がりにくくなっている。そのため、2022年末からは販売数を調整している。

同社は2021年のリブランディングで、「グラフィックを通じてコミュニケーションやカルチャーを生み出すこと」を軸としたブランド展開に注力している。NFTアート以外にも「LINEスタンプ」や絵本などアイテムも展開している。各コンテンツから得られた反応を別のコンテンツに生かすなど、相乗効果も得られるという。
 
「アパレルにとってのSDGsを考えたときに、好きなものを持っていたいという気持ちに応える必要があると思った。グラフィックをもっと多くの人に好きになってもらえるよう、これからもいろいろな種をまき続けたい」(同)と意気込みを語る。
 
今後もNFT領域に注力し、3DやAR(拡張現実)との連携も目指すという。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事