2023.03.05

「アゼルバイジャンの食卓」、食文化の魅力やレシピを発信 ワインや食品をネット販売

ディレクター 松本敦子氏

アゼルバイジャンのワインや食品を取り扱うTET INTERNATIONAL DEVELOPMENT(ティーイーティー インターナショナル ディベロップメント)は、ECサイトで商品を販売するだけではなく、文化やレシピの情報発信にも注力している。アゼルバイジャンの食文化を紹介し、ファン獲得を狙う。

農業が盛んなアゼルバイジャンで生産された、ワインやジャム、ドライフルーツ、紅茶などをECサイトで販売している。日本では珍しいザクロワインも取り扱っている。

ECサイトの見せ方にこだわっている。

「まずはサイトをきちんと整えて、きれいに見えるような写真を使うようにした。『Shopify(ショッピファイ)』で構築したECサイトにカスタマイズを加え、世界観を作り出している」(ディレクター 松本敦子氏)と話す。

掲載する商品やデザインは、極力シンプルにするよう心がけたという。女性の顧客に好まれるように、シンプルでありながら、きれいなイメージを与えられるように配慮している。


▲シンプルできちんとした印象のECサイト

アゼルバイジャンの土着品種(その土地の固有の遺伝子を持つブドウ品種)のワインは好みが分かれやすい。一部の人にしか刺さらない商品をどう売っていくか苦戦したという。

「そういう商品でも、新規顧客を獲得するためにサイトの見せ方にこだわり、印象深いものにした」(同)と言う。

ECサイト内には同国の文化や魅力を発信するページを設けている。商品の特徴や商品選びの基準なども記載している。

料理が得意な人向けの商品も取り扱っている。レシピをECサイト内に掲載し、調理の仕方を紹介している。レシピページには、使用している商品の購入ページのリンクを貼り、販促を強化している。

アゼルバイジャンを日本でどう広めていくかが課題だという。

「国自体を知らない人にどうアプローチしていくかが重要だ。販売数を伸ばし、現地のメーカーや生産者に喜ばれるECサイトを目指したい」(同)と話す。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事