2023.02.10

ECの不正購入検知のRiskifiedが東京に新事務所設立 DMMやギフティを支援

ECの不正検知のRiskifiedはこのほど、東京に新事務所を設立した

eコマース不正取引防止、およびリスクインテリジェンスのリーディング企業であるRiskified(リスキファイド)は2月8日、東京に新事務所を設立し、日本での事業拡大を発表した。DMM.comやギフティなどの国内新規顧客をすでに獲得しており、日本企業の不正管理自動化をサポートする。

Riskifiedは、リアルタイムでECの不正を阻止し、オンラインショッピングにおけるあらゆる段階でコンバージョン率を最大化するAIプラットフォームを運営。EEの不正リスクを軽減することで、顧客の事業の収益と利益拡大をサポートしている。

このほど東京に事業所を設立し、カントリーマネージャーに、アンソニー・グエルシオ(Anthony Guercio)氏を任命した。グエルシオ氏は、日本およびアジア太平洋地域で2年に渡りデジタル変革を実現してきた経験を活かし、日本企業が不正管理を自動化し、安全かつ収益性の高いオンラインビジネスを展開できるよう支援するというRiskifiedのミッションを担う。

日本国内のEC市場は、1775億ドルと世界第4位のBtoC市場だが、この分野の成長が詐欺を呼び、盗難クレジットカードに起因する被害は前年比43%増(引用:日本消費者信用協会)となっている。Riskifiedの機械学習プラットフォームは、グローバルな加盟店ネットワークを活用し、非対面取引の分析とリアルタイムの判定機能を提供。承認率を引き上げ、オンライン収益の増加を可能にしている。

Riskifiedは、日本における成功事例として、3914万人(2022年2月時点)の会員数を持つ日本最大級のエンターテイメント総合サイト「DMM.com」を運営するDMM.comが、不正行為とチャージバック・コストからの保護を目的として Riskifiedの不正防止ソリューション「チャージバック保証」を採用したことを挙げた。DMM.comは、ギフティを含む他の日本企業と同じくRiskifiedのリスクインテリジェンスプラットフォームを採用し、完全にローカライズされたダッシュボードから不正防止に関する詳細な分析と洞察を行うことが可能としている。

日本での事業拡大について、Riskified 日本担当カントリーマネージャーのアンソニー・グエルシオ氏は、「日本での存在感を高め、世界で最も勢いがある国境を越えたEC市場において、より多くの日本および世界中のマーチャントをサポートできることを嬉しく思います。Riskifiedの不正検知・防止プラットフォームは、チャージバック保証サービスを通じて不正の判定を100%保証する優れた機能を持ち、同時に顧客のトップラインと顧客体験を向上させることができます。日本法人設立は、Riskifiedの日本に対する継続的な取り組みを示すものです」とコメントした。


▲Riskified 日本担当カントリーマネージャーのアンソニー・グエルシオ氏

日本での活動開始にあたりRiskifiedは、2月9日、10日に「東京ビッグサイト」で開催される「イーコマースフェア東京 2023」に出展する。




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