2023.01.20

I‐ne、「BOTANIST」に次ぐヒットブランド続々 インハウスクリエーティブが強み、「ブランディング本部」は50人超

執行役員 ダイレクトマーケティング本部本部長 伊藤翔哉氏

自社開発した美容品・日用品などの、卸やECを行う、I‐ne(アイエヌイー)は、自社ECサイト「and Habit(アンドハビット)」を運営している。ヘアケアブランド「BOTANIST(ボタニスト)」や、美容家電ブランド「SALONIA(サロニア)」などを展開。こうした主力ブランドの他にも、ナイトケアブランド「YOLU(ヨル)」などのヒットブランドを次々と生み出し、成長を遂げている。

2021年12月期の連結売上高は、前期比21.5%増の283億9700万円となった。2022年1‐9月期(第3四半期)の連結売上高は、前年同期比27.2%増の261億1000万円。オフライン・オンラインともに成長を続けている。全体の売り上げのうち、ECの売り上げが、約3割を占めているという。

オンラインのプロモーション施策や、オフラインの配荷力、ブランドの世界観、商品力などが、成長の要因となっているとしている。

累計販売数が1億5000万個以上のヘアケアブランド「BOTANIST」が筆頭の主力ブランド。ヘアアイロンなどの美容家電ブランド「SALONIA」も、同社の主力ブランドの一つだという。育成ブランドである「YOLU」では、「ナイトケア」を掲げるシャンプー・トリートメントなどヘアケア商品を展開している。「YOLU」は、発売から約1年で累計販売数が1000万個以上となるなど、2021年9月にブランドが誕生して以来、急成長を遂げているという。


▲「SALONIA」のヘアアイロン

こうしたブランドの成長について、「インハウスクリエーティブは、大きな強み」(執行役員 ダイレクトマーケティング本部本部長 伊藤翔哉氏)と話す。

同社のデザインやブランディングに携わる「ブランディング本部」の人員は50人以上だとしている。社内で何度も議論を重ね、アウトプットする中で、磨き抜かれた商品のみを市場に展開しているという。

SNSでは、UGCを介してブランドの認知が拡大しているそうだ。インスタグラム、ツイッター、ティックトックなど、各ツールの特徴やユーザー層に応じてアプローチも行っているという。

同社の自社ECサイト「and Habit」は2022年6月、リニューアルを行った。リニューアルによって、オウンドメディアとして、コラムなどのコンテンツの拡充を行ったのだそうだ。UI・UXを見直し、導線の設計を改善。その結果、ページの滞在時間が長くなり、PV数がアップするなど、良い影響が出ているという。

自社サイトのオウンドメディアなどで、複数ブランドのクロスセルを行うためのコンテンツを発信することもあるとしている。





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