2022.11.02

中古車グローバルECのビィ・フォアード、売上高は44.8%増の814億円 過去最高を達成、中古車輸出台数は6%増

中古自動車・自動車用品の販売および輸出入、ECサイトの運営を手がけるビィ・フォアードの2022年6月期の売上高は、前期比44.8%増の814億8822万円だった。中古車輸出台数は同6%増の13万3370台となった。

2022年6月期は資源価格の上昇、 2~3月にはロシアによるウクライナ侵攻、船・コンテナ不足による船枠の減少により、輸出台数を前年から大きく伸ばすことが困難な面が多くあった。しかし、ドル高円安が続いていることや、新車生産遅延による中古車人気が未だ高いことから、中古車輸出の需要はとどまることはなく、前年から引き続き台数を維持しつつ、経常利益を改善することで過去最高の実績となったとしている。

働き方については、2021年8月に本社を六本木ヒルズに移転した後も引き続き、テレワークをメインに社員が働き方を選択できる制度を取り入れたことで、社内でコロナ感染が広がる事や自宅隔離などによる業務への影響が抑えられたとし、取引先や社員とコミュニケ—ションが取れることで、円滑に業務を進められているとの考えを示した。

「BE FORWARD Marketplace」においては、国内・海外ともにサプライヤーが増え、商品掲載数はこの1年で5万台以上増加。20万台を超える中古車を常に掲載している。日本国内では、大手中古車在庫共有サービスとの連携が新たに加わり、より豊富なライナップを提供したことで、販売台数は同80%増と好調に推移した。

中古オートパーツの販売においては、全国規模のパーツ組合と業務提携を行ったことにより、サイトへの掲載点数は世界トップレベルの350万点と増加した。先進国からの注文数が増加しており、「ビィ・フォアード ファクトリー」での自社コンテナ便の販売を再開したところ、停止した2020年を上回るなど、売上高は同60%増を超える実績となった。2022年度では、アフリカ内での新規取引国を開拓できるよう取り組んでいく考えを示した。

2020年1月に開始した「海外輸出代行サービス」においては、パーツの販売が好調だったこともあり、自社コンテナ便の輸送実績が伸長。今後も、自社コンテナ便の依頼を安定的に確保する他、AIR便も全世界に向け新規開拓し、事業拡大を図るとしている。

今後も業務改善を引き続き行い、時代の変化に迅速に適応していくことで事業拡大を目指す考えを示した。




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