2022.10.18

タナベスポーツ、3年で自社EC売上が倍増 「広告」「メルマガ」「CRM」の精度向上、自社EC比率は過半数に

取締役副社長の徳永薪太郎氏


CRMツールで購買意欲を刺激


2021年10月にはCRMツール「アクションリンク」を導入し、顧客の行動や在庫状況に応じたメール配信を自動化して実施している。

「サイトで商品を閲覧したり、カゴに入れたりしたユーザーには、カゴ落ちメールを配信したり、値下げや在庫がわずかになったタイミングで購入を促すメールを送っている。スキー用品は単価が高いので、すぐに購入しないケースがある。CRMツールで顧客の購買意欲を刺激することで、かなり購入につなげることができている」(同)と話す。


▲取締役副社長の徳永薪太郎氏

ほかにもポイント失効前や誕生日などのタイミングに合わせて、メッセージを配信する鉄板施策は抜かりなく実施している。

「『アクションリンク』は鉄板施策があらかじめ設定されているため、契約から1カ月程度で運用を開始できた。サポートも手厚く、すぐに成果につなげられた」(同)と話す。

以前、導入していたCRMツールは、初期設定が難しく、サポートも不十分だったため、成果を出せずに解約した経験があった。「アクションリンク」は導入から運用までスムーズに進むことができ、運用後も効果を発揮しているため、継続利用を決めている。


オフ対策でキャンプレンタルも


今後、さらに顧客のLTVを高めるため、CRM施策の制度を高めていく。過去の実績に基づき、メールやLINEの配信内容をブラッシュアップし続けている。

今年から夏場のオフシーズンには、キャンプ用品のレンタル事業を開始した。アウトドア好きな既存顧客に対して、キャンプ用品のレンタルサービスを周知し、利用を促している。

「同じサイト上でキャンプ用品のレンタルも提供しているため、ポイントを利用することができる。初年度は目標通りの成果を上げることができた。来期も強化していく」(同)と話す。


・「タナベスポーツ」
https://www.tanabesports.com/

・「アクションリンク」
https://actionlink.jp/





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