CRMツールで購買意欲を刺激
2021年10月にはCRMツール「アクションリンク」を導入し、顧客の行動や在庫状況に応じたメール配信を自動化して実施している。
「サイトで商品を閲覧したり、カゴに入れたりしたユーザーには、カゴ落ちメールを配信したり、値下げや在庫がわずかになったタイミングで購入を促すメールを送っている。スキー用品は単価が高いので、すぐに購入しないケースがある。CRMツールで顧客の購買意欲を刺激することで、かなり購入につなげることができている」(同)と話す。
▲取締役副社長の徳永薪太郎氏ほかにもポイント失効前や誕生日などのタイミングに合わせて、メッセージを配信する鉄板施策は抜かりなく実施している。
「『アクションリンク』は鉄板施策があらかじめ設定されているため、契約から1カ月程度で運用を開始できた。サポートも手厚く、すぐに成果につなげられた」(同)と話す。
以前、導入していたCRMツールは、初期設定が難しく、サポートも不十分だったため、成果を出せずに解約した経験があった。「アクションリンク」は導入から運用までスムーズに進むことができ、運用後も効果を発揮しているため、継続利用を決めている。
オフ対策でキャンプレンタルも
今後、さらに顧客のLTVを高めるため、CRM施策の制度を高めていく。過去の実績に基づき、メールやLINEの配信内容をブラッシュアップし続けている。
今年から夏場のオフシーズンには、キャンプ用品のレンタル事業を開始した。アウトドア好きな既存顧客に対して、キャンプ用品のレンタルサービスを周知し、利用を促している。
「同じサイト上でキャンプ用品のレンタルも提供しているため、ポイントを利用することができる。初年度は目標通りの成果を上げることができた。来期も強化していく」(同)と話す。
・「タナベスポーツ」https://www.tanabesports.com/・「アクションリンク」https://actionlink.jp/