vol.2 アニメ・玩具 中古でも高値で取引されるアイテム
イーベイ・ジャパン株式会社は、グローバルECプラットフォーム「eBay(イーベイ)」の販売データを分析し、セラー(出品企業)に提供しています。この連載企画では、その分析データの中から、特に世界のバイヤー(購入者)が求めている日本製品や日本からの販売商品の傾向や特徴を紹介します。vol.2で取り上げるのは「アニメ・玩具」。日本で売れている玩具の傾向と海外で売れている日本の玩具では少し異なる傾向があります。海外ユーザーに販売した方が高値で取り引きされるケースも少なくありません。
14%成長の勢いあるカテゴリー
日本のアニメフィギュアなどが含まれる「eBay」のコレクティブルカテゴリーは注目のカテゴリーです。2020年度第1四半期(1-3月)において、日本のセラーが出品した商品の売上高は、前年同期比14%増で且つ2019年の第2四半期から4期連続で増加率1位のカテゴリーとなっており、成長の勢いが止まりません。世界各国のコレクターが日本のアニメフィギュアや玩具を探しており、日本のセラーが出品する商品に海外から熱い視線が向けられています。
日本限定商品などは予想以上に高額で売れることもありますので、お手元の商品をぜひ「eBay」に出品してみてください。
人気アニメのフィギュアは1体45万円に
ドラゴンボール(Dragon Ball)は海外でも根強い人気なため、「eBay」でも積極的に売買されています。ドラゴンボールのキャラクターである「最長老」の原作カラーフィギュアは、日本では数千円~数万円での取引となりますが、「eBay」では約4200ドル(約45万円)の高値で取引された実績があります。
「最長老」の販売ページ日本アニメの需要の高まりにつれ、「eBay」内での取引価格も年々高くなっており、ドラゴンボールのフィギュアについては、平均単価が23ドル(2016年)から32ドル(2019年)と約1.4倍上昇しています。
世界中に多くのプレーヤーがいるトレーディングカードも「eBay」で積極的に取引されている商品です。日本からはポケモンカードや遊戯王カードが多く出品されていますが、「eBay」全体ではマジック:ザ・ギャザリング(通称MTG)の方がマーケットが大きく需要が高いため、出品の狙い目です。