2022.05.27

ゴーゴーカレーグループ、「ターバンカレー」仕入れ専用サイトに「Bカート」導入

ゴーゴーカレーグループ 営業本部 商品部 小田史仁課長(左)、コマースメディア 小林俊也氏(右)

ゴーゴーカレーグループは、カレーの専門商社として、国内外を含め約100店舗をチェーン展開し、カレーの商品開発や卸販売などを手掛ける。海外は米国・ニューヨークやブラジルなどに進出。

5年前からBtoC-ECサイトとして自社サイトのほか、アマゾン、楽天市場、ヤフーショッピング、au PAYマーケットで展開する。ECサイトでは、一般消費者向けにレトルトカレーや食器、オリジナルグッズなどのほか、居酒屋やカラオケ店、喫茶店で利用する業務用カレーなど約20品の販売も行っている。売れ行きについて「コロナ禍直後は例年の2~3倍で販売が伸びた」(営業本部 商品部 小田史仁課長)と話す。

近年、力を注いでいるのが、「外販事業」としてメーカー・一般企業とコラボレーションした、商品やパッケージ開発だ。商品のジャンルは幅広く、企業だけでなく、アーティストと組んだものもある。創業記念やイベント配布用として活用する企業も出てきており、最小で500という小ロットで開発できる。

新規取引先の開拓を目的に展示会にも出展して試食会を開催。その際、店舗で利用できるトッピング券を配布し、店舗への誘導を促すことで相乗効果も狙う。コラボ商品は、自社のSNSで発信することで認知を高めているという。

「ゴーゴーカレープロデュース店舗」と呼ばれる飲食店やカラオケ店を全国で展開する。この店舗に、ゴーゴーカレーのコンセプトである金沢カレーの「ターバンカレー」を卸売りする。商品を仕入れる飲食店などは、メニューに「ゴーゴーカレー監修」と明記できるため店としても差別化ができるメリットがある。


最もシンプルな操作性、未回収リスクもなし


この「ターバンカレー」の仕入れ専用ECサイトとして2021年4月に開設。BtoB-EC専用カート「Bカート」を提供するDaiのシステムを導入した。

導入前は、FAXや電話で受注を行っていた。作業が煩雑だった上、決済業務に大きな負担がかかっていたという。現在までに9割の取引先が「Bカート」を利用しているという。
 
「Bカート」の導入を決めた理由について、ゴーゴーカレーグループが手掛けるECサイトを運営するコマースメディアの小林俊也氏は「比較検討した中で最もシンプルで使いやすかった」とした。Bカートと連携するBtoB-EC専用決済サービスを採用することで、未回収リスクもないという。

現在約1500店ある「プロデュース店舗」として取引するためには、近隣に同様の店舗がないことだけが条件で、業種や業態を問わない。居酒屋やカラオケ店などはランチ需要が増えてきたこともあり、メニューで差別化を図ろうとする動きも出てきている。

今後は、大口の取引先は対面による営業で対応しつつ、小規模の飲食店などはBカートから広げていきたい考えだ。


【「Bカート」サービス概要】
「Bカート」は、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス。BtoB特有のさまざまな商習慣に標準対応している。カスタマイズが不要ですぐに利用できる。中小企業から上場企業まで、1000社以上の導入実績がある。現在、35万を超える事業者がBカートで発注を行っている。月額9800円から即日スタートできる特徴もある。



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