2022.04.03

ECサイト「妖精の森」、ヴィーガンのペット食品を販売 コロナ禍に苦労して海外製品を輸入

Ami「ドッグ缶」4種(各税込858円)

ヴィーガン向け食品を販売する妖精の森は2007年11月に、ECサイト「妖精の森」を開設した。

ヴィーガン向けのペットフードブランドであるイタリアの「Ami(アミ)」や「marpet(マーペット)」、英国の「Benevo(ベネボ)」の商品を販売しているのが特徴だ。犬や猫用のドライフードだけではなく、ウェットタイプも取り扱う。メーカーごとに味の違いがあるため、ペットの好みや飼い主の考えに合わせて選べるようにした。


▲マーペット「ベジタリアンドッグ アルミカップ」3種(各税込429円)

現在のところ、ヴィーガンのペットフードは海外製のみで、国内では生産されていない。コロナの影響でロックダウンが起きた国もあり、「輸入するのに苦労した。ペットも食事を欠かすことはできない。在庫の確保が困難だった」(森信子社長)と話す。

森社長は、ヴィーガン歴26年で知識も豊富。ヴィーガン食品が日本に浸透する前は、自身でペットフードなどを調理していた。今後、海外からの輸入が止まってしまっても、安定して供給できるよう、国産のヴィーガンペットフードの開発を進めたいという。「特に猫用のヴィーガンフードは種類が少ない。猫に必要な栄養素を把握しているので、開発できるなら携わりたい」(同)と話し、培ってきたノウハウを生かしたいと意気込む。

最近は、環境問題の観点からヴィーガンを始める若い人が増えている。また、子どもが自分の意志で肉や魚を食べないようになり、その影響で家族全員がヴィーガンの生活になる例もあるという。誰でも気軽に始められ、続けていけるようにして、ヴィーガン市場の拡大に貢献していきたいとしている。


「妖精の森」
http://www.yousei-no-mori.jp/



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