2022.04.02

高級焼酎ブランド「SHOCHU X」、「焼酎体験を変革したい」 度数やデザインこだわった4商品をネット販売

橋本啓亮社長

SHOCHU Xは、高級焼酎ブランド「SHOCHU X」を自社サイトで販売している。

同社のコンセプトは、「TRANSFORM SHOCHU」。「焼酎そのものを変えていくことで、『焼酎を通じた体験』を変革していきたいと考えている」(橋本啓亮社長)と話す。

同社の焼酎のアルコール度数は40度以上。「一般的に焼酎のアルコール度数は25度が中心で、蒸留酒の中では低い。当社のプロダクトは、世界展開を目指しており、ハードリカーと同程度の度数に設定している」と言う。「焼酎は、食中酒として楽しまれることが多い。『SHOCHU X』は、食中酒として楽しめるのはもちろん、ハードリカーのように食後酒としても楽しめる。「今後も新しい焼酎の楽しみ方を伝えていきたい」としている。

現在、同サイトでは、4つの高級焼酎を販売している。各酒蔵と共同開発しているそうだ。


▲「SHOCHU X」ボトルデザイン

和と洋をミックスさせたデザインとなっている。サイトでは、4商品がバランス良く売れているという。特に人気が高いのが、麦焼酎「希継奈(きずな)」だという。

2020年9月には、自社サイトのオープンに先立ち、同7月にクラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」において、ファーストプロダクトである「希継奈」の先行販売を行った。応援購入総額は、目標金額の160%の160万円となったそうだ。

「希継奈」は、ゑびす酒造と共同開発した。ゑびす酒造が培ってきた技術を用いて、手間とコストを惜しまず製造しているという。同社では同商品について、「こだわり抜いた『麦麹』をぜいたくに使用している。麦本来の味わいを最大限引き出すことができる『全麹3段仕込み』という製法で醸し、蒸留後はタンクで5年間熟成している」(橋本社長)と話す。


▲「希継奈」

「口にした瞬間、5年の熟成によってもたらされた深く濃厚な、麦の甘みと、きめ細かやかでまろやかなコクが複雑に絡み合い、きれいな余韻が残り続ける」(同)と言う。

その他、同サイトでは、「煌星(きらぼし)」「凜和(りんわ)」「和深(なごみ)」も販売している。

麦焼酎「煌星」は、焼酎の伝統的なホワイトスピリッツと、樽熟成原酒をブレンドしたものだという。度数58度でボトリングした「凜和」は、大麦の旨味を引き出した原酒を、かめで10年熟成させている。熊本・人吉球磨地方の「球磨焼酎」伝統の米焼酎「和深」は、バターやキャラメルのような濃く深い甘みのある味わいだという。

「SHOCHU X」は、形状やパッケージにも、こだわっている。和と洋をミックスさせた、洗練されたデザインにしているという。アジアの洗練されたパッケージデザインに贈られる「Topawards Asia 2022」も受賞したそうだ。

同社は、SNSやYouTube、メルマガなどさまざまな接点を活用して、商品の魅力を発信している。「今後もパートナーである酒蔵と共に、大好きな焼酎の魅力を伝えていきたい」(同)としている。


「SHOCHU X」
https://www.shochu-x.jp/






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