2022.03.16

MonotaRO、英語版カタログを発刊 海外向けECサイトの認知拡大図る

工業用間接資材の通信販売を展開するMonotaRO(モノタロウ)は3月14日、英語版の商品カタログを発刊した。モノタロウは事業の柱の1つである海外事業で、6つのECサイトで18カ国向けに越境ECビジネスを行っており、カタログによる認知の拡大、グローバルビジネスの加速を図る。

MonotaROはこのほど、無料の英語版の商品カタログ「MonotaRO Product Catalog Vol.2」を発刊した。掲載商品は約6500点(535メーカー)で、発刊部数は1万部。見やすいビジュアルインデックスを採用し、PCが手元にない時でもスマホからすぐにECサイトにアクセスできるようQRコードを掲載している。工業用間接資材の通信販売を展開するMonotaROは、シンガポールの「monotaro.sg」、マレーシアの「monotaro.my」など、6つの海外向けECサイトを運営、18カ国にサービスを展開している。


▲カタログのビジュアルインデックス

間接資材の調達は国により様々な市場背景があり、工具や消耗部材は各国で多種多様な商品が使われている。日本で入手可能な商品でも海外では入手困難なメーカーや商品があり、日本と同じ商品を調達する際には、価格・配送費といったコスト面だけでなく、輸入代理店を介在することにより納期が長くかかることが頻繁に生じている。

日系企業の海外工場など、日本と同じ品質を保つために同じ工程が求められるケースもあり、日本と海外で同じ工具や資材で作業を行う必要がある場合、工具や資材の調達の煩雑さ・コスト高・長納期といった困りごとが生じていた。MonotaROでは、こうした課題の解決策として、日本のECサイト「モノタロウ」で取り扱う商品のオンライン受注、国際宅配による出荷を行っており、手軽さ・低コスト・短納期を実現している。

一方で、同社が海外ECサイトを展開していることの認知度がまだ低いことが課題だったとし、日系企業を含めた顧客への認知拡大、既存の顧客にも取扱い商品の幅広さの周知により、1400万点の商品のスケールメリットを生かした間接資材調達先として顧客の利便性向上に貢献したいとの考えから、英語版のカタログ発刊に至ったとしている。これからも世界の顧客に、間接資材調達をより便利に、より安心して行ってもらうため、サービスの向上に邁進していく考えを示した。



RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事