2022.02.08

ユーグレナ、世界初の細胞培養エキス美容液「CONC セラメント エッセンス」を発売

ユーグレナはこのほど、次世代エイジングケアの化粧品新ブランド「CONC(コンク)」において、世界初のタマゴ(鶏卵)由来の細胞培養エキスを配合した美容液「CONC セラメント エッセンス」を発売すると発表した。発売日は2月22日、公式ECサイトおよび電話注文にて販売する。

ユーグレナの新たな化粧品ブランド「CONC」は、ナチュラル×サイエンスが生み出す価値を最大限に発揮するための次世代エイジングケアブランド。ユーグレナは、汎用大規模細胞培養を行うインテグリカルチャー社が2018年5月に実施した第三者割当増資に参加し、以降、同社のヘルスケア領域における事業化を支援しており、「CONC」はインテグリカルチャーの独自技術から生まれた世界初のタマゴ(鶏卵)由来の細胞培養エキス「CELLAMENT(セラメント)」の商品化支援を通して誕生した。

インテグリカルチャーは、汎用大規模細胞培養システム「CulNet System(カルネット システム)」を開発し、培養肉の研究開発を行っている。従来の畜産の生産方法と違い、動物の命を奪うことなく、徹底した衛生管理で、環境を破壊しない、持続可能な新世代の生産方法となる。培養肉の研究開発段階で得られたタマゴ由来の細胞培養エキスには、タマゴよりもさらに豊富な因子があることがわかり、化粧品成分としての機能性を検証したところ、ヒト皮膚にも有用であることを確認。このタマゴ由来の細胞培養エキスに含まれるアミノ酸のうち、95%がヒトの羊水や胎児血液と同等の組成をもつことから、次世代のエイジングケア美容成分という価値も見いだされ、化粧品原料として「CELLAMENT」の製品化に至ったとしている。


▲インテグリカルチャーの汎用大規模細胞培養システム「CulNetシステム」

2月22日には、「CONC」の第1弾商品として美容液「CONC セラメント エッセンス」を発売する。「CELLAMENT」とユーグレナ社独自の化粧品原料であるユーグレナエキスとを組み合わせた先端技術による次世代エイジングケア美容液となる。公式ECサイト「ユーグレナ・オンライン」および電話注文にて販売し、約1カ月分30mL入りで価格は6091円(税込)。

先端技術による細胞培養研究の成果をこだわりの形でエイジングケアに応用するために生み出したという同美容液は、217の因子が含まれるキー成分「CELLAMENT」により、まるで子どもの肌を触ったときに感じるような肌本来のしなやかさへ導き、キメが揃いふっくらとした潤いとハリ感をもたらす。「CELLAMENT」の機能を最大限に活かすため、ユーグレナ社独自のユーグレナエキス2種(加水分解ユーグレナエキス、ユーグレナエキスEX)との相互作用を東北大学とともに研究し、配合することにより、年齢とともに増える多様な肌悩みにアプローチする。さらに次世代型レチノールを加えることで、優しく肌サイクルに寄り添い、ツヤのある肌へ導く。特に30代以降の肌悩みとしてあげられるハリ・弾力のなさ、乾燥、毛穴目立ち、ごわつき・乾燥くすみなどの目立ちに対し、肌を細胞から慈しみ、多角的なアプローチにより根本から整えるとしている。

ユーグレナ社では、2020年にユーグレナ・フィロソフィー「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」を掲げ、各商品ブランドをはじめとする企業活動全体にサステナビリティの実装を進めている。「CONC セラメント エッセンス」においても、プラスチック燃焼時に発生するCO2を削減する「グリーンナノ」を用いた容器の採用、売上金の一部でバングラデシュの子どもたちに栄養豊富なユーグレナ入りクッキーの提供、商品パッケージの材料にサトウキビの残渣から製造したバガス紙、および環境負荷低減に寄与する植物油インキの使用、メール便対応可能の容器デザイン採用による配送にかかる環境負荷の低減などにより、サステナビリティに貢献を図っている。



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