2022.02.04

日本酒メーカー「日本盛」が医薬品通販事業に参入 第3類医薬品「フシコウコウEZ錠」発売

日本酒メーカーの日本盛はこのほど、医薬品販売業の許可を受け、酒類事業、化粧品事業に続く第3の事業として医薬品通販事業に参入すると発表した。同社敷地内に「薬店日本盛」を設置し、2月22日に第3類医薬品「フシコウコウEZ錠」を発売する。「SDGs(持続可能な開発目標)」に賛同し、持続可能な社会を実現するための優先課題をとして同社が設定する9の項目「日本盛プライオリティ・ナイン」のひとつである「健康に関する商品の開発」から生まれた新商品となる。

酒類事業、化粧品事業を手がける日本盛は、第3の事業となる医薬品通販事業に参入した。同社では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による手指消毒用エタノールの供給が不足したことを受け、2020年4月末より兵庫県西宮市に高濃度エタノール製品を提供。その後も一般販売などを続けている。劇的に変わった生活様式の中のひとつである「手指の消毒」は、経済回復と感染縮小の両立を進めるためにも重要なものであり、自社ができる社会貢献としての取り組みだとし、同取り組みがきっかけとなり「もっと社会貢献ができる取り組みを行いたい」という社員の声から医薬品通販事業の立ち上げに至ったとしている。

同事業参入に伴い、同社敷地内に「薬店日本盛」を設置し、神経痛、筋肉痛、関節痛に効く第3類医薬品「フシコウコウEZ錠」を2月22日に発売する。高齢化社会が進展する中で、ひざや腰、肩などの関節痛に悩む人がますます増加している状況の改善を目標としており、30日分90錠で価格は4400円(税込)。「日本盛オンラインショップ」にて限定販売する。

2019年の厚生労働省「国民生活基礎調査」によると、病気やけが等で自覚症状のある人を症状別にみると、男性では「腰痛」が最も高く、次いで「肩こり」「鼻がつまる・鼻汁が出る」、女性では「肩こり」が最も高く、次いで「腰痛」「手足の関節が痛む」となった。また、同社の通販事業の顧客からも、同様の悩みやコロナ禍で外出の機会が減ったことによりさらに関節痛などに悩んでいる声が多く寄せられたという。こうした悩みに応えるため、「フシコウコウEZ錠」に含む7つの有効成分は、すべて国内承認基準の「最大量」を配合。痛みと炎症に内側から働きかける。

また、同商品は、「SDGs」の17の内「3:すべての人に健康と福祉を」の実現を目的としている。日本盛で、2020年3月より「SDGs」を達成するために全社で取り組み目標を掲げ、特に優先課題として設定した9項目についてより積極的に取り組んでおり、「健康に関する商品の開発」はそのひとつとなる。「SDGs」を通じて同社が実現したい未来「もっと、健康な社会に。もっと、美しい環境に。もっと、地域に愛される。」を目指す。




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