JALUX(ジャルックス)のECサイト「JALショッピング」で販売しているビーフカレーが人気商品になっている。空港のラウンジで提供しているカレーを販売することで、日本航空(JAL)愛用者を中心に支持を集めることができているようだ。
商品名は「JAL 特製オリジナルビーフカレー」。ラウンジで提供しているカレーと同じ食材を使用している。販売価格は2キロで6800円(税込)。家族からの購入を考えて、大容量サイズにしている。
販売を開始したきっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大だという。
「旅行事業が大打撃を受けた。新たな収益源の確保に加え、いつもJALを利用していた人に旅行気分を味わってもらえる手段はないかと考えていた。試行錯誤した結果、ラウンジで提供して好評だったカレーをECサイトで販売することにした。カレーを自宅で味わうことで、旅行の楽しい思い出を思い返すきっかけになればと思った」(経営企画部・安部大二郎氏)と話す。
ECサイトへは主にメルマガとDMで集客を図っている。
メルマガでは登録者全員に、商品発売の情報を配信した。再販をすることが社内で決まったときも、再販開始時期をメルマガで配信した。1カ月間に1回は商品に関するニュースを配信し、顧客に商品の存在を知ってもらえるように努めた。
60代以降の既存顧客が多いことからDMの送付にも注力した。
売り上げ増加につながっている「JAL 特製オリジナルビーフカレー」「購入手段を分析すると、現在でも全体の3割くらいが電話・FAXによる注文。カレーを販売する際も忘れずにDMを送付して、ネットに詳しくない顧客層からの購入してもらえるように工夫した」(同)と振り返る。
今後はJAL関連の商品数をさらに増やしていく考えだ。JALユーザーに買い物を楽しんでもらえるECサイトに進化させたいという。
「JALショッピング」https://www.shop.jal.co.jp/