2021.11.07

自転車販売「ダイシャリン」、通販サイトを開設 整備済み自転車を店舗で受け取り可能

エネルギー・住まい・暮らしの総合サービス事業を展開するシナネンホールディングスの子会社で、自転車の製造・卸売、自転車販売事業を展開するシナネンサイクルは11月1日、ネットで注文後、整備済みの自転車を「ダイシャリン」の店頭で受け取りが可能な「ダイシャリン公式自転車通販サイト」を開設した。店頭での引き渡しにより、一般的な自転車のインターネット通販で課題となる高額な送料、商品に関する不安の解消を図った。

シナネンサイクルは1963年に創業し、1973年から全国初の郊外型自転車大型専門店「ダイシャリン」を展開。現在は東北・首都圏エリアを中心に36店舗を有し、自転車の販売からメンテナンスまで一貫したサービスを提供している。

このほど開設した「ダイシャリン公式自転車通販サイト」は、24時間365日、好きなタイミングで自転車を選んで注文できるECサイト。注文時に選択した「ダイシャリン」店頭で商品を受け取るクリック&コレクトを採用しているため、送料は不要という特徴を備える。一般的な完全組み立て自転車のインターネット通販における送料は、約3000円~約1万円と高額になりがちだが、「ダイシャリン」店頭での受け取りにより、この課題の解決を図った。



さらに「ダイシャリン」各店舗に在籍する自転車安全整備士、あるいは自転車技士が組み立て・点検を行うため、安心・安全に自転車を利用することが可能なうえ、顧客1人ひとりに合わせた自転車ライフの提案も実施。インターネット通販にありがちな、届いた商品に不具合があるのではないか、購入後のアフターサポートはどうなるのかといった不安の解消につなげる。

まずはプライベートブランド中心に厳選した20車種超の取り扱いからスタートし、今後は「ダイシャリン」だからこそ扱えるサイクルブランドや車種も掲載し、同サイトならではの豊富な商品を取り揃えていくとしている。サイトオープン時の引取り可能店舗は、東北・首都圏の「ダイシャリン」36店舗だが、今後は関西エリアを皮切りに、全国で店舗受け取りが可能になるよう提携パートナー企業を増やし、地域を選ばないインターネット通販の強みを発揮できるようインフラ整備を進めていく考えを示した。

今後も自転車事業をコアとして、顧客1人ひとりの快適な移動の実現を目指して、製品・事業を展開することで、SDGs(持続可能な開発目標)の目標である「3:すべての人に健康と福祉を」「10:人や国の不平等をなくそう」の達成に貢献していくとしている。




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