2021.08.16

パーソナライズD2CのSparty、約41億円の資金を調達 採用強化、ブランド認知拡大が狙い

パーソナライズヘアケア「MEDULLA」など展開

パーソナライズ×D2Cブランド事業を展開するSparty(スパーティー)は8月13日、JICベンチャー・グロース・インベストメンツが運営する、JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合をリード投資家とし、既存株主・新規投資家を引受先として、20億円の第三者割当増資を実施。さらにりそな銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行から21億円の融資を受け、総額約41億円の資金調達を実施したと発表した。調達した資金は、採用の強化やブランド認知向上のためのマーケティング活動の促進に活用する。

2017年7月創業のSpartyは、“一人ひとりの個性を価値化したい” という想いのもと「色気のある時代を創ろう」をミッションに掲げ、パーソナライズを基軸としたD2Cブランド事業を行っている。パーソナライズヘアケア「MEDULLA」、パーソナライズスキンケア「HOTARU PERSONALIZED」、パーソナライズボディメイク「Waitless」の3ブランドを主軸に展開し、2021年8月時点で累計会員数は35万人を超えている。

これまでは大量生産・大量消費でみんなが「同じもの」を選ぶ“マスの時代”。その後インターネットが普及しみんなが「評判」で選ぶ“ブランドの時代”。そしてこれからは、自分に合ったものを誰でも簡単に「自分でつくる」“パーソナライズの時代”という流れが高まりつつあるとし、「自分にマッチするものを探すのは難しい」という普遍的課題に対して答えを提示するのではなく、悩みを分かち合いながらデイリーケアをサポートするサービスをリアルの体験とデジタルを融合させることで、既存産業を変革していくとしている。

その実現のため、今回調達した資金を活用し、2022年6月までに200名規模へ向けた採用強化や各パーソナライズブランドの認知向上を目指した広告展開、幅広いマーケティング活動への投資を実施する。さらにアジア市場をはじめとするグローバル展開、SDGsへの積極的な取り組みも行っていくとしている。

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