2021.07.29

WOVN、約36億円を調達 国内外の投資家から、調達額は総額54億円に


テクノロジーと市場開拓に投資


資金調達にあたり、Wovn Technologiesの林鷹治社長は、「我々は『世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする』をミッションとして、インターネット空間の新しい世界的なインフラを作ることを目指しています。実現のためには、テクノロジーと市場の開拓に投資する必要があります。大きな志を持って、共に同じ船に乗るメンバーが増えることにとてもワクワクしています」とコメントした。


上森久之取締役副社長COO(写真左)、林鷹治代表取締役社長CEO(写真右)


【各投資家からのコメント】


Tybourne Capital Management 持田昌幸氏

今回WOVNの資金調達ラウンドにリード投資家として投資できることを光栄に思います。在留外国人や外国人労働者の増加、コロナ後のインバウンドの再拡大、クロスボーダーECの増加、国内企業の海外進出、海外企業の国内進出の増加など、Web多言語化の需要は構造的に成長していきます。この大きな構造的変化の中で、WOVNはWeb多言語化をよりシームレスに提供するという観点から非常に大きな成長機会があると期待しています。Tybourneは、スタートアップ企業が今後の日本のイノベーションをリードしていくと信じており、投資家として長期的な支援に注力しています。WOVNの経営陣と今後も末長く協力しながら、愛される企業・サービスを構築していくことを楽しみにしています。



MPower Partners Fund L.P. 関美和氏

WOVNの“Localize the internet”という企業理念、それを可能にする競争力のあるプロダクトとビジネスモデル、グローバル展開の可能性、強くて優しい企業文化、ユニークなリーダーシップ、そのすべてに魅力を感じています。WOVNが日本発のグローバルなソフトウェア企業として、インターネットのローカライズの世界を牽引できるよう、私たちMPower Partnersも全力で応援してまいります。すべての人が母国語で簡単にインターネットにつながり、そこからこぼれ落ちる人が出ないような、多様性に満ちた世界を作ることに協力できれば、これほど嬉しいことはありません。



Eight Roads Ventures Japan 村田純一氏

コロナ禍は我々の社会がグローバルであることを改めて突き付けたわけですが、今後の様々な課題解決に向けた世界的な協働、そして、大きな経済的な反転もまた同時にグローバルなスケールで展開されることは間違いなく、その大きなうねりの中でWOVNが黒子としてより存在感を強め、決定的な役割を果たしていってくれると期待しています。単なる翻訳サービスではなく、“Multilingualization SaaS”としての本質をしっかり見抜いていただいたグローバルスケールの新規投資家の方々に加わっていただき、今後の同社のより一層の事業成長を確信しております。



インキュベイトファンド 本間真彦氏

会社設立時にCEOの林さん、WOVNに投資をさせて頂いてから7年が経ちました。設立当初から今まで、会社の使命や目的は一切変わっていません。今や日本を代表するようなブランド、インフラ企業、金融機関といった顧客が数百社以上、WOVNのプラットフォームを使ってくれています。今回、海外の有力投資家が WOVNに投資してくれたことは、彼らの製品の独自性、顧客の満足度の高さ、そして将来の海外市場への展開の可能性を評価してくれたのだと思います。我々インキュベイトファンドもグロースファンドから追加の出資をさせて頂きます。日本初で世界進出できるSaaS企業として、同社の大きな飛躍に向けて引き続き支援を強化していきたいと考えています。



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