2021.04.02

【<特集>ペット防災用品】 ペットの防災意識向上がECに影響


【専門家に聞く】日本愛玩動物協会 広報・啓発課 学術研究課 竹田千寿課長

「事前にコト、モノの準備」


ペットへの防災準備は、事前に「コト」と「モノ」の準備が必要となります。「コト」の準備は住まいの安全性や、家族で避難訓練をしておくことです。「モノ」は、5日分以上の餌や水の確保以外に、避難時に必要とされる商品の準備です。これらを持ち出しやすい場所に置いておくこともポイントになります。


日本愛玩動物協会 広報・啓発課 学術研究課 竹田千寿課長

災害が発生した際、ペットと一緒にいるのか、いないのかで対応は変わります。ペットと一緒にいる場合、「リードをつける」「キャリーバッグに入れる」など、いつでも避難できる準備をしてください。ペットと一緒に避難すると荷物が多くなり、移動時間もかかります。逃げ遅れないためにも早めの準備が必要です。

普段の生活から、しつけやトレーニングも必要です。家族以外の人と落ち着いて過ごせる環境作り、キャリーバッグやケージで過ごす時間、ハーネスやリードに慣れさせておくことなどが大事です。

他にも、感染症の蔓延を防ぐためにワクチン接種や、災害時にペットを探しやすいようにするための所有明示も忘れずに対策が必要です。

災害が発生した際、飼い主が無事でいることが大切です。普段の暮らしの中で、家具の固定や生存空間を確保するなどの環境も整えておいてください。

災害が発生して自宅から避難するとき、キャリーバッグの扉が開いて、ペットが逃げてしまう事例もあります。ペットの逸走を防ぐため、キャリーバッグの扉が開かないよう、ガムテープなどで強固に固定しておくこともお勧めします。



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