2021.02.03

【最短45分】丸善ジュンク堂書店、本の配達サービス開始 エニキャリと連携、非接触での買い物需要に対応

大日本印刷グループの丸善ジュンク堂書店は2月2日、小売業向けクイックデリバリーのシェアリングプラットフォームを運営するエニキャリと共同で、丸善ジュンク堂書店の店舗から自宅などに本を配達する「本の買い物代行サービス」を開始した。人との接触を減らして買い物をしたいという生活者のニーズに対応し、顧客体験の価値向上を図る。

「本の買い物代行サービス」は、大日本印刷グループが運営する紙とデジタルのハイブリッド型総合書店「honto」の通販サイトと、エニキャリが運営する買い物代行サービスを連動し、対象店舗の商品を自宅や指定の場所に届けるサービスで全国チェーンの書店では初の試みだという。サービス開始時の対象エリアは、「丸善 丸の内本店」「丸善 日本橋店」「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」の周辺地域となる。

利用者はまず、「honto」の通販サイトで本を選択し、「本の買い物代行サービス」対応店舗での店舗受け取り(取り置き)を申し込む。商品が届いたことを知らせるメールが店舗から届いたら、エニキャリの特設サイトで店舗から自宅などへの配送依頼を行うと、エニキャリの配送スタッフが店舗で商品を受け取り、最短45分で指定箇所に配達する仕組み。支払いは配送スタッフに現金またはPayPayで行う。


サービスの利用手順

コロナ禍をきっかけとした新しい生活様式で自宅で過ごす時間も増えるなか、読書機会の増加、書籍購買ニーズの高まりなどが見込まれている。「honto」では、購入したい本を書店の在庫から取り置き、店頭のレジで受け取って購入できる「店舗受け取りサービス」を提供しており、新型コロナウイルス感染防止にもつながる書店の滞在時間削減に貢献している。コロナ禍前の2020年2月と比較し、12月実績では同サービスの利用者数は約1.5倍、利用金額は約2倍となっており、店舗での滞在時間や人との接触を減らして買い物したいという生活者の意識がうかがえるとし、「本の買い物代行サービス」によりこうした生活者ニーズに対応し、さらなる顧客体験の価値向上を目指す考え。


申し込みから配達までの流れ

今後は、サービス対象店舗を拡大し、「honto会員」とのID連携や「hontoポイント」やクーポン等との連携など、利便性の向上に向けてサービスを強化するとしている。


「honto」
https://honto.jp/

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